自分は文章がうまい。そう思っている人は、あまり多くはないのではないでしょうか。
しかし、文章や文書を書く機会は、ビジネスパーソンであれば、それなりにあると思います。そうなると、うまくとまではいかないまでも、まともな文章を書きたいと思う人も多いかもしれませんね。わたしは、ブログやメルマガを書いたり、本を書いたりしているので、それなりに文章は書いていますが、自分が文章がうまいと思ったことはありません。
このところ、文章を改善したいというか、変えたいと思っていたので、以前読んだ本から、文章力の向上に参考になりそうなところを再読するなどしていました。
文章の書き方を知って、文章を改善したい方に、それらの本を紹介するのは、参考になることもあると思うので、まとめておきます。本の内容としては、どちらかというと、「てにをは」や「起承転結」のような文章術の基本といったことについて扱っているものではなく、文章で人を動かすといったような話を扱っている本が多いです。
ビジネス書の新刊情報は、以下よりどうぞ
文章の改善に参考にしたい本、おすすめ10冊
『「読ませる」ための文章センスが身につく本』
「読ませる」ための文章センスが身につく本 [ 奥野宣之 ](楽天ブックス)
文章を「読ませる」4つのステップ『「読ませる」ための文章センスが身につく本』
文章を「読ませる」4つのステップ 4つのステップとは、 つかむ のせる 転がす 落とす です。
文章を「読ませる」4つのステップ『「読ませる」ための文章センスが身につく本』 - ビジョンミッション成長ブログ
文章は、うまく書けば読んでもらえるかというと、そうでもないかもしれません。
途中で読むのをやめてしまうということもあるでしょう。そうならないように、文章を読ませる4つのステップが紹介されています。
最後まで読んでもらいたいとしたら、こういうステップや方法を知っておくと、さいごまで読んでもらいやすくなるはずです。
知っておくと良いですね。
『文章読本の名著90冊から抽出した究極の文章術』
文章読本の名著90冊から抽出した究極の文章術 [ ひらのこぼ ](楽天ブックス)
『文章読本の名著90冊から抽出した究極の文章術』ひらのこぼ - ビジネス書をビジネスのチカラに
文章読本90冊から文章術を抽出している本です。もしこの記事で紹介している本10冊から1冊だけということなら、まずは、この本から読んでみるのは、お得ですね。
それだけいろいろな本からの文章術がわかるので。
この本を繰り返し読みながら、自分の文章を改善すると、文章が良くなりやすいはずです。
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』
書かずに文章がうまくなるトレーニング [ 山口拓朗 ](楽天ブックス)
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』山口拓朗【書評】 - ビジネス書をビジネスのチカラに
書かずに文章がうまくなる。どうしてと思うかもしれません。
書くというのは、「考える」に近いですよね。文章を書きながら考える。考えて書く。
だから、考える力をつけていくと、文章がうまくなるということがわかります。そして、トレーニングがあるので、それらをやっていくと、文章がうまくなりやすいということです。
やはり考えることと文章を書くは関係しているので、このあたりはわかっていると良いでしょうね。
『その文章、キケンです!』
この本は比較的、これら10冊の中では、文章の「てにをは」的な技術的な話が多い本です。SNSなどで炎上しそうな文章を書かないための心得などもわかります。
そういうところもあるのですが、個人的には、文章のうまい・下手を「客観的」に判断する方法が紹介されていたのが良かったです。
文章のうまい・下手 良い文章、悪い文章。文章がうまい・下手。 いろいろな文書術の本を読んだり、人の意見を聞きますが、結局良くわかりません。それは、個人の感覚なのではないか。いつもそんな感じがどこかにありました。 それが、本書では、「客観的な基準」を測る方法が紹介されています。 うまい・下手ではないかもしれませんが、理解できる文章とはどういうものなのか。これを測る基準がわかります。
『その文章、キケンです!』【ビジネス本・読書】 - ビジョンミッション成長ブログ
文章のうまい・下手。よくわからないですよね。基準が紹介されていたのが良かったです。
『一瞬で心をつかむ77の文章テクニック』
一瞬で心をつかむ77の文章テクニック [ 高橋フミアキ ](楽天ブックス)
目次 ◆Part1 一瞬で心をつかむ「タイトル&見出し」のテクニック ◆Part2 「組み合わせ」で効果10倍! 「タイトル&見出し」の複合テクニック ◆Part3 一瞬で心をつかむ「つかみの文章&リード文」のテクニック ◆Part4 一瞬で心をつかむ「書き出し」のテクニック ◆Part5 一瞬で心をつかむ「ストーリー&長文」のテクニック
読まれる文章を書く『一瞬で心をつかむ77の文章テクニック』 - ビジョンミッション成長ブログ
心をつかむためのタイトルや見出し、文章、書き出しなどがわかります。
ブログやプレゼンなどに参考にすると良い一冊だと思います。文章で注意をひくためにどうするか。
このあたりに興味がある人には、参考になりますね。
『6分間文章術』
『6分間文章術――想いを伝える教科書』中野 巧(著):ビジネス書の書評・知識をチカラに
埋める→貼る→つなぐ、という3ステップで文章を書くための方法がわかります。
文章の型に当てはまるものを埋めて、つなぐことで、文章ができるのは簡単ですね。それなりの文章を書けるようになりたい。そういう方には、まずはここから始めてみるというのは良いのではないでしょうか。
『ビジネス文章5ステップ上達法―今の自分の文章がわかる診断テスト付き』
ビジネス文章5ステップ上達法 [ 堀内伸浩 ](楽天ブックス)
『ビジネス文章5ステップ上達法―今の自分の文章がわかる診断テスト付き』堀内伸浩(著):知識をチカラに
もう少し本格的に文章を上達したい。そういう方には、こちらの本が良いでしょう。
ビジネス文章を上達するための5つのステップが紹介されています。5つのステップを経て、少しずつ文章を改善する。そういう方法がわかります。
着実に文章力を改善したい方は、こちらがおすすめです。
『プロフェッショナルはストーリーで伝える』
プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える [ アネット・シモンズ ](楽天ブックス)
『プロフェッショナルはストーリーで伝える』人を動かしたいときに役立つ6種類のストーリー - ビジョンミッション成長ブログ
ストーリーで伝えると人を動かせる。そういった話がありますね。
本書では、人を動かすときに役立つストーリーが紹介されています。ストーリーを学びたい、知りたい。そういう方が読んでみると良いですね。ストーリーのタイプを知りたい方に、おすすめの本です。
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』
スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン [ カーマイン・ガロ ](楽天ブックス)
目的意識を持っていますか?『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』【言葉・名言】
スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンを学ぶという一冊です。
プレゼンの本ですが、文章も伝えるという意味だと同じでしょう。人を動かすということであれば、それもまた同様だと思います。そう考えると、プレゼンの本から、文章術を学ぶというのはありですね。
型や目的などは、文章とプレゼンは似ていると思います。文章の参考になるところが多いですね。
『TED 驚異のプレゼン』
TED驚異のプレゼン [ カーマイン・ガロ ](楽天ブックス)
『TED 驚異のプレゼン』心を動かすプレゼンの3要素【書評・感想】 - ビジョンミッション成長ブログ
こちらも、プレゼンの本ですが。
TEDのプレゼン術がわかる本です。ここから、心を動かすプレゼンの要素などがわかります。TEDは、原稿があるのかどうかわかりませんが、登壇者は流れなどは考えることでしょう。
そこから、文章の流れを考えるというのは、ありますよね。きっとTEDのようなプレゼンと心を動かす文章は、同じことだと思います。
ということで、こちらも、プレゼンの本ですが、文章力向上に参考になります。
なぜ、文章を改善したいと思っているか
そこまで明確な理由はないのですが、もう少し文章を改善したいという気持ちがこのところあります。
最近、 芥川龍之介の本などを再読することがあって、芥川龍之介の短編の文章は、ブログっぽいというか、今で言うエッセイのようなのですが、影響されるところがあるなと。うまいに決まっているのですが、うまいから読みたいと思うのとは違って、読んだあとに、考えさせられるところがある。
芥川龍之介全集(全8巻) [ 芥川龍之介 ](楽天ブックス)
そんな芥川龍之介の本を読むなどしていたら、伝えたいことを、受け取る人に伝わるように書きたい。
そういう気持ちが出てきたので、それをどう表現すると良いかを、模索しているところです。なんとなくつかめているところもあるので、これをさらにより良くしていきたいですね。
このあたりについては、また書くこともあると思いますが、文書を改善したい方は、まずは、こういった本が参考になると思うので、読んでみてください。
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