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『リーン・スタートアップを駆使する企業』新規事業の見つけ方、育て方

「リーン・スタートアップ」は、起業の手法ですね。その起業の手法を、既存の企業が、新規事業を生み出すために使うにはどうしたらいいのか。

ということが、『リーン・スタートアップを駆使する企業』では書かれています。 

『リーン・スタートアップを駆使する企業』イノベーションを支配する5つの原則

リーン・スタートアップを駆使する企業

リーン・スタートアップを駆使する企業

  • 作者: トレヴァー・オーエンズ,オービー・フェルナンデス,TBWA¥HAKUHODO¥QUANTUM,,村上彩
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2015/06/19
  • メディア: 単行本

自分の復習も兼ねて、再読して思ったことなどを書いておこうと思います。

 

『リーン・スタートアップを駆使する企業』

リーン・スタートアップの実験・検証で必要なこと

「実験・検証のステップは、リーン・スタートアップの核心である。実験を効果的に実施するには、4つの要件に留意しなければならない。それは(1)仮説、(2)仮説の前提条件のうち最も実現しそうにない(つまり最も不確実でリスクの高い)前提条件、(3)実験方法、(4)成功の評価基準である。」
                             (p.176) 

リーン・スタートアップもですが、本書も、ステップが示されています。

ここでは、実験・検証のステップが言われていますね。

仮説を立てて、前提条件を明確にして、実験方法を決めて、成功の評価基準を明らかにしておく。

 

リーンスタートアップ:構築ー計測ー学習【書評・感想】 - ビジョンミッション成長ブログ 

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

  • 作者: エリック・リース,伊藤穣一(MITメディアラボ所長),井口耕二
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 単行本

構築ー計測ー学習:リーンスタートアップのフィードバックループ 「アイデアを製品にする、顧客の反応を計測する、そして方向転換するか辛抱するかを判断する−−これがスタートアップの基本である。だから、スタートアップを成功させるためには、このフィードバックループを順調に回すように社内の仕組みを調整しなければならない。」(p.18) アイデアを製品にする:構築、そして顧客の反応を計測し、そこから学習して方向転換するかこのまま続けるかを判断する。 この「構築ー計測ー学習」のループを回す。このループを回せるように、会社を調整する。こういうことが、スタートアップには必要ということです。

リーンスタートアップ:構築ー計測ー学習【書評・感想】 - ビジョンミッション成長ブログ

リーン・スタートアップでは、構築ー計測ー学習というフィードバックループを回すと言っています。

ステップをループとして回していくということでしょう。

1回でうまくいくといいのですが、思った通りに行かない、予想通りに行かないことがある。 だから、学習して、ループを回して、改善していく。

こういうことが必要なわけですよね。

仮説の立て方

「仮説の立て方としては、問題の仮説のほうがより良い。なぜなら、審査の対象を、想像よりも現実にもとづいた選択肢に絞り込めるからだ。それは、顧客のニーズに焦点をあわせることになる。」(p.183)

仮説は、問題についての仮説が良いということです。

解決したいこと。問題。そういうものがあるのではないかと考える。こういう仮説の立て方が顧客のニーズになるだろうから良いということですね。

『イノベーションのジレンマ』などの著者のクリステンセン氏などは、片づけたい用事と言ったりしますが、そのようなことに似ているでしょうか。

P&Gのファブリーズは、布や服の匂いなどを消したいという「問題」の解決になっているのでしょうね。こういう問題を仮説として見つける。ここが仮説の立て方ということです。

 

4つの実験フェーズ

「それではいよいよ実験を始めよう。用意されているのは、全部で4つの実験フェーズだ。調査、プレゼンテーション、コンシェルジュ、プロトタイプの4つの実験フェーズをさまざまに組み合わせて、仮説を検証する」(p.215)

仮説を検証するには、これら4つの実験フェーズを組み合わせて検証するということです。

調査フェーズでは、仮説として立てた問題を、顧客が実際に抱えているかを確認するそうです。

P&Gは、顧客の生活調査などをして問題を見つけて、そこから商品開発をするといったことをしていると、本書ではないですが、テレビなどで紹介されていました。

問題を仮説として見つけてみて、そこから解決策を考えて、それらが機能するのか、顧客が欲しいとおもうのか、ということを見つけていく。

 

リーン・スタートアップは、ある意味、「科学の実験」に似ているところがありますね。だから、実験フェーズと呼ばれるのでしょう。

問題を仮説として持ってみて、そこから商品やサービスを考えて、顧客に受け入れられるのか、といった「実験」をしていく。その中で、得られた知見から、本当に商品化するのかそれとも別の商品などに変えるのか、新事業としてはむずかしいと判断するのか。こういったことを考えて、事業化を目指していく。

大企業でも、スタートアップでも使える手法ですよね。

 

『リーン・スタートアップを駆使する企業』のほうが詳しい 

リーン・スタートアップを駆使する企業

リーン・スタートアップを駆使する企業

  • 作者: トレヴァー・オーエンズ,オービー・フェルナンデス,TBWA¥HAKUHODO¥QUANTUM,,村上彩
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2015/06/19
  • メディア: 単行本

 

リーン・スタートアップ』をさらに詳しく知りたい方や、既存企業で新規事業を生み出すときに、「リーン・スタートアップ」の手法を知りたい方が読むと、わかりやすいです。

『リーン・スタートアップ』は、考え方などはわかるのですが、具体的な手法がそこまで詳しくは書かれていません。この『リーン・スタートアップを駆使する企業』のほうが詳しいですね。

この記事では紹介しませんが、実際に「リーン・スタートアップ」を導入した企業の事例も紹介されています。

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