人はそれぞれ意見や考えが違いますよね。
そして、同じ意見であればたいてい意気投合して、違う意見や考えだと反発しやすいものでしょう。
とくに日本人は、アメリカ人などに比べると違う意見を伝え合うということをあまり得意ではないなどと、いろいろと言われたりするようです。(まあこれはお国柄の差はあれど、人間は意見の違う人とはなかなかうまくやれないものだと思いますが。)
人間関係を悪くしないで、自分の考えを伝える1つのポイント
意見が違う。方法が違う。批判したくなる。
批判したくなると、まずこんな言葉が浮かぶと思います。
「それ違う。」「それじゃ、ダメだよ」「こうだよ。」「わかってないな。」
ひどくなると、「バカじゃないの。」「頭悪いな。」「こんなことも、わからないの。できないの。」などと言いたくなることもあるかもしれません。
ただ、文字にするとすぐにわかると思いますが、このまま言うと、上から目線というか、批判されている、否定しているようになりますね。
あと、「わたしはこう思う。」というのも受け手によっては、違いを主張されているように思うようです。
そのまま言ってしまうと、角が立ってしまいます。
言い換えて、提案に変換する
だから、言い換える。
「これはどうかな?」「いいね、もっとこうしたらおもしろいかも。」「あ、こういう方法もあるんじゃない。」「こっちのほうが、ラクにできそうだよ。」など。
こんな感じに変換して、言い換える。
否定しない。
まず、肯定を入れてみるというのもありです。もしくは、中立的に。
なるほど。いいね。などを使ってから、自分の考えをプラスしていく感じです。
これは、ブレストのアイデアを被せていく、より良くしていくということと同じですね。
ブレインストーミングには、「批判禁止」「アイデアには乗っかる」というルールがあります。アイデアが出やすくするためですが、人間関係も同じなのでしょうね。
「批判・否定」を「提案」に表現を変える。
「批判や否定」を「提案」に表現を変えるということです。
できればより良い提案に。
たとえばですが、人とランチを食べるとして、相手はイタリアンが食べたい、自分は和食を食べたい、そんなときに、「今日はイタリアンを食べよう、今度は和食で」としたり、「じゃあ、中華を食べよう」とするなどの提案をするイメージですね。
あとは、こういう表現を相手が受け取る、受け入れるという話もあるのですが、 自分の側でできることはこういうことかと思います。
贈り物として提案を考える
意見を言っても、嫌な思いをされないというのは、要は提案力なのではないかと。言い方ももちろんあるのですが、おもしろい、楽しいようなことを伝えると意識していると、批判ではない言葉が出てきやすいですね。
自分の考えや意見、言葉も、提案として「プレゼント」や「贈り物」と考えて表現してみると良いのではないでしょうか。
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