『嫌われる勇気』は、意外と理解しにくいというか、少し常識的ではないところがあるからでしょうか、活かすのには少し考えたほうが良いのかもしれませんね。
ということで、いくつかわたしが考えたことなどを書いてみようと思います。
わかっている人はわかっていることだと思いますが、いまいちよくわからないという人の何かの参考になれば。
『嫌われる勇気』を活かすには?3つのポイント
1.嫌われる勇気だけが自由ではない
まずは、こちらから。
「自由とは他者から嫌われること」というのがありますが、これは、嫌われてもあまり気にしないように、ということですね。当たり前ですが、嫌われるように行動しましょうとか、そういうことを言いましょうということではありませんよね。
そして、嫌われるのが「自由」というのであれば、「好かれる」のも「自由」とは言えますよね。というのもあるのですが、要は、他人からの評価を感が過ぎないで、自分で自分のことを「評価する」。自分を価値あるものと思う、ということでしょう。
この点は、少しわかりにくいかもしれませんが、わからないこともないと思います。
2.褒めるのも叱るのも良くない。では、どうするか?
次に、こちらですね。
こちらは、意外とわかりにくいというか、褒める叱る。どちらも良くない。というところまでは、それほどわかりにくくはないと思います。簡単ではないかもしれませんが、要は、相手を操作する、縦の関係をつくるのは良くないということでしょう。
ただ、では、どうすると良いかは、少しわかりにくいような気がします。
相手の考え・相手の存在を尊重しつつ、相手を「勇気づける」。この勇気づけが、イマイチわかりにくいのかもしれません。背中を押すようなイメージなのだと思います。
相手を評価するのではなく、「対等」「横」の存在として捉える。
褒めたいなら、感謝する。
叱りたいなら、質問する。そして相手の考えを待つ。
そういうことなのではないかと思います。
3.貢献と感謝
そして、こちらです。こちらもわかっている人はわかっていることだと思いますが。
貢献は、ギブアンドテイクのような期待をするのではなく、自分が相手の役に立ったことに満足感を持つということだと思います。返ってくることは期待しない。
そして、やってもらったことや相手には感謝する。存在自体に感謝するぐらいの気持ちだろうと思います。
他にも
他にもあるかと思いますし、この解釈が正しいというわけでもないと思います。
自分がどう考えて、どうするか。その参考になれば。
こちらの本を合わせて読むと、『嫌われる勇気』をより理解しやすいと思います。 アドラーの言葉を100紹介されています。
そこに、著者の小倉宏氏が解説をされているので、わかりやすいです。
もう一つ書くと
さらにアドラーというか『嫌われる勇気』を理解するには、こちらの本が参考になるのではないかと思っています。
相手がどうであっても、自分がどうあるかを考える参考になる一冊です。まだ読んだことがない方は読んでみてください。
人間関係を考える際に、きっと参考になるはずですから。
それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条
- 作者: ケント・M・キース,Kent M. Keith,大内博
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嫌われる勇気の「続編」『幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII 』が出るようです