マーケティングという言葉は、そういった仕事に携わる人でなければ、あまり日常では使わない言葉かもしれません。
それでも、マーケティングがビジネスにおいて重要ということが言われていたりします。
なぜ、マーケティングが重要なのでしょうか?わかっている人にはわかっていることだとも思いますが、わからない人やあらためて基本を考えたい方に、そしてわたしも自分の頭の整理をしたいので書いておきます。
なぜ、マーケティングが重要なのでしょうか?
先日紹介した、『ドラッカー名言集』で、ドラッカーがこう言っています。
人生から得られるものは、自らが投じたもので決まる - ビジョンミッション成長ブログ
「企業の目的が顧客の創造であることから、企業には二つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。」
企業には、2つの機能があって、その一つがマーケティングだということです。
マーケティングとは?
では、マーケティングとは、どういうことでしょうか?
こちらの本がわかりやすいです。
「マーケティングとは、簡単に説明すると「顧客のニーズに応えて売上を伸ばすこと」といえます。ここで重要なのは、マーケティングとは決して、自社製品を売り込むテクニックではなく、自然に顧客から「売ってください」といわれる仕組みを築き上げていくことなのです。ピーター・ドラッカーも「究極のマーケティングとは、セリング(売り込み)を不要にすることだ」と述べています。」(p.22)
マーケティングとは、ニーズに応えて、売上を伸ばす。しかも、押し付けないで、ということです。
なぜ、マーケティングが重要なのか?
そんなマーケティングが、ビジネスにおいて、なぜ重要なのでしょうか?
「企業にとって、売上はすべての活動の源泉になります。売上によって入ってくるキャッシュ(現金)から原材料を購入し、社員に給料を支払い、製品を生産して販売につなげていきます。そして、マーケティングは売上を伸ばすために欠かせない要素であり、企業にとって重要な戦略の1つとなります。」(p.24)
というわけで、会社のビジネス活動の源泉である売上を得るために、マーケティングが必要となるから重要ということです。
売上を増やす方法
言われてみれば、当たり前のことと思われることでしょう。
ただ、売上が大切ということはよく言われますが、では、どうやって売上を上げるのか、増やすのかというところも考える必要があります。
その方法として、営業・セールスもありますが、マーケティングもあります。そして、究極のマーケティングとは、セリング(売り込み)を不要にすること、勝手に売れていくことが理想ということです。
これができれば、営業コストが減るでしょう。そうなると、利益が増えて、企業ができることが増えるはずです。まあ、営業をなくすというのは、理想ではありますが。
顧客にとっても良いことかもしれません
ということで、企業の活動をより良くしていくために、マーケティングが重要ということになります。そして、マーケティングがうまくできると、きっとそれは顧客にとっても良いことなのではないでしょうか。あまり売り込まれたいという人は多くないでしょうから。
- 作者: Philip Kotler,Kevin Lane Keller,恩藏直人,月谷真紀
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/19
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