心をつかむ文章。
そんな文章を書きたい。そういう人は、本書を手に取ってみると良いでしょう。
目次
◆Part1 一瞬で心をつかむ「タイトル&見出し」のテクニック
◆Part2 「組み合わせ」で効果10倍! 「タイトル&見出し」の複合テクニック
◆Part3 一瞬で心をつかむ「つかみの文章&リード文」のテクニック
◆Part4 一瞬で心をつかむ「書き出し」のテクニック
◆Part5 一瞬で心をつかむ「ストーリー&長文」のテクニック
こういった5つのパートで、 心をつかむ文章テクニックが77個紹介されています。
目次を見ただけでも、心をつかむ文章を書きたい人は、これは読んでおきたいと思う感じがするのではないでしょうか。
77個のテクニックから、2つほど紹介します。
「あなたのことですよ」+勧誘
「◯◯なあなた!△△しませんか?」こういう形のタイトル、見出しにすると、該当する人に興味を持ってもらえるということです。
みんなに向けたタイトルは、なかなか届きにくいということで、こうやって限定すると、必要な人に届きやすくなるわけですね。
たしかに、今、いろいろな情報が多いですから、その中から、人に届くようにするには、むずかしいところがあります。そう考えると、こういうタイトルや見出しは、気になるところかもしれません。
一方でこういうタイトルばかりだと、目立たなくもなってしまうところがありそうですから、いつも使えるというわけでもないでしょう。
「想像してみてください」を入れる
文章に「想像してみてください」を入れると、読み手がスムーズに文章に入れるということです。そして、この言葉のあとに、自分の考えや情景などを伝える。
こうやって読者に、書き手の頭の中を想像してもらう。
これができると、伝えたいことが伝わりやすいということです。
たとえば、
「想像してみてください。本書を買って読んでみたら、心をつかむような文章を書くことができる自分になれます。これは、買うしかないですね。」
といった感じでしょう。こう言われたら、買いたくなる?かもしれませんね。どうでしょうか(笑)。(冗談ですけれども)
こういう使い方ではなくても、文章のはじめのほうに「想像してみてください」と入れると、読者に考えてもらえるという効果があるでしょう。文章に集中してもらいたい。そういうときに使ってみると良いですね。
タイトルと書き出しを知りたい方に
本書の内容は、タイトルと書き出しが4分の1を占めています。
文章のタイトルや見出しのつけ方、リード文など書き出しのテクニックを知りたい方に参考になる一冊ですね。
ストーリーと長文も量的には多くはないですが参考になります。長い文章があまり得意ではない。そういう方に、参考になることがあるでしょう。
読まれる文章
本書にも書かれていましたが、読まれる文章はある程度、「型」のようなものがあります。内容ももちろん大切ですが、そういった型も知っておくと、文章を書くのに慣れていない方に、押さえるポイントがわかるでしょう。
手っ取り早く、それなりの文章を書くには、まずは「型」からだと思います。もちろん、自分の文章に自信がある、という方には、そういうことは無関係なことでしょうけれども。
あまり文章を書くことに自信がない。そういう方が、読んでみると良いと思います。
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