先日、Appleが、Apple Watchを発表しました。
イノベーションについて気になったので、イノベーションに関する本をいくつか読んでいます。
Apple Watchは、すごい体験なのか?『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』 - ビジョンミッション成長ブログ

- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁 解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/06/30
- メディア: 単行本
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そんな読んでいる本から、こちらの『ビジネスモデル・イノベーション』をまとめながら紹介しておくと、自分の頭の整理になりそうなので、書いておこうと思います。

ビジネスモデル・イノベーション ブレークスルーを起こすフレームワーク10
- 作者: ラリー・キーリー,ライアン・ピッケル,ブライアン・クイン,ヘレン・ウォルターズ,平野敦士カール,藤井清美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/02/20
- メディア: 単行本
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10のフレームワークが紹介されている
ビジネスモデルをイノベーションするための10のフレームワークが紹介されています。それらについての詳細は読んでもらうとして、当然ながら、ここが本書のキモになります。
そして、秀逸です。
ビジネスモデルやイノベーションに興味がある方は、読んでおきたい一冊です。(人にあまり教えたくない一冊でもあったりもしますが。)
パターンを認識する
「産業や市場がどのように変化しているかを見きわめよう。
そして、変化のしるしに気づいて行動したら人から学ぼう」(p.134)
フレームワークは、パターンを見つけるということでもあると思います。そして、本書では、ビジネスモデルのイノベーションのパターンを10のフレームワークに分けていて、自分のビジネスモデルを変革する、変えるための考え方を知ることができるようになっています。
事例とともに、どのようにビジネスモデルをイノベートしていったのかを知ることができるので、このあたりも興味深くわかりやすく知ることができます。
目的を明確にする
「どこで、どのようにイノベーションを実現しようとしているのかを明確にすることで、成功の確率を大幅に高めることができる」(p.146)
どんなイノベーションを起こそうとするのか、その目的を明確にすると、何を行なうと良いかがわかりやすくなります。
だから、成功の確率が高まるということです。
どういう変革、シフトを起こすのか、起こせるのか。
ここが明確だと、行動しやすいでしょう。本書のフレームワークを知ることで、それを判断しやすくなります。
ビジネスモデルをイノベーションするには?
イノベーションが大切と言われます。商品レベルのイノベーションでもスゴイことだと思います。
そこからさらに、「ビジネスモデル」をイノベーションできれば、業界を変えることもできてしまうことでしょう。
本書は、そんなビジネスモデルのイノベーションをどう考えると起こしやすくなるのかということを知ることができる一冊です。
『リーン・スタートアップ』や 『ビジネスモデル・ジェネレーション』、『グロースハッカー』などを読んだ方が、次に読んでみて、実際に考えてみると良い本ですね。

- 作者: エリック・リース,伊藤穣一(MITメディアラボ所長),井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本
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- 作者: アレックス・オスターワルダー,イヴ・ピニュール,小山龍介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 大型本
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自分の方向性を考えることにもつながる
フレームワークを知ると、自分(のビジネス)を分析することもできますよね。それで全部わかるということではないかもしれませんが、大切なことを見つけることもあるでしょう。
どこへ向かうのか?
目標は、はっきりしていたほうが、自分にとってもわかりやすいので行動しやすいですし、周りにとってもわかりやすいので伝わりやすくなって、巻き込みやすくなるはずです。
フレームワークには、そんな「力」があると思います。
そんな力を使ってみたい方は、読んでみてください。

ビジネスモデル・イノベーション ブレークスルーを起こすフレームワーク10
- 作者: ラリー・キーリー,ライアン・ピッケル,ブライアン・クイン,ヘレン・ウォルターズ,平野敦士カール,藤井清美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/02/20
- メディア: 単行本
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