Excelは、パソコンで使う頻度の高いソフトの一つではないでしょうか。
とは言え、使いこなせているかどうかというとどうでしょう。自信がないという人は、わたしも含めて多いのではないか。そんなふうに思うソフトですね。
Excelのスキルアップに必要なことは?
Excelの教科書ということで、仕事でExcelを使うために必要な考え方や方法、関数などが紹介されています。
目次を見るとわかるように、関数や文字列、表作成といったことを学ぶことができます。
たった1日で即戦力になるExcelの教科書の目次
第1章 最初に知っておくべき7つのポイント
第2章 数式を制する者はExcelを制す
第3章 真っ先に知っておきたい6大関数
第4章 応用と組み合わせで関数の威力を10倍高める
第5章 日付と時刻の落とし穴を知らずExcelを使う恐ろしさ
第6章 文字を自在に扱う
第7章 表作成の極意―日々の資料作成を効率化するには
第8章 成果につながるExcel仕事の本質をおさえる
Excelのスキルを上げるのに必要なのは「関数」と「機能」と「アイデア」の3つ
「具体的にExcelのスキルを上げていくために学ぶ必要があることは、大きく「関数」と「機能」にの2つに分かれます。」 (p.21)
「関数や機能を組み合わせる「工夫」と「アイデア」が一番重要」(p.24)
Excelを使いこなせるようになるには、Excelの関数を知るということと、機能を知るということがあるということです。機能は、どういうことがExcelではできるのか、文字の入力やグラフのつくり方などがあるでしょう。
そして、そういった機能や関数を使って、どんなことをするのか。そのアイデアがあると、機能を探して実現していくということになります。
関数と機能とアイデアがあると、Excelを使いこなせるというようになりやすいということです。
ということで、本書では、Excelを使いこなせるように、関数や機能を使って、できることを紹介しています。
入力したデータが勝手に日付に変換してしまわないようにする
「日付のつもりではなかったとしても、「1-11」や「1/21」と入力すると、Excelが勝手に日付データと認識して「1月11日」のような表示の日付データに変換してしまいます。そうなってほしくない場合は、以下のいずれかの方法で対処してください。
・セルの書式設定の表示形式を「文字列」にしてから入力する
・先頭にシングルクォーテーション(')を入力する」(p,156)
入力したデータが日付になってしまう。こういうことはありますよね。
それを防ぐには、上の2つのような方法で対処すると、日付にならないということです。こういう方法もあると知っておくと、必要なときに良いですね。
データをきれいに整える 全角文字を半角に変換する
「全角文字を半角に変換するには、ASC関数を使います。」(p.180)
ASC関数を使うと良いということです。
A2のセルに全角文字がはいっていたとしてたら、「=ACS(A2)」とすれば、半角文字になって出てきます。
データを半角でそろえたい。そういうときにこの関数を知っておくと、使えますよね。
ちょっとした小技のような関数ですが、知っているとすぐに使えます。
Excelを使って何をやりたいか?
Excelを使いこなせるようになるには、「アイデア」が必要と書かれていました。
アイデアとは、Excelを使って何をやりたいか?ということがあって、出てくるものだと思います。
データを半角に揃えたいから、ASC関数を使うといったように。
やりたいことがあって、そのためにどうすると良いか。こう考えて機能を覚えていくと覚えやすいですね。パソコンはそういうものかもしれません。
たった1日で即戦力になるExcelの教科書
こういったちょっとした技から、基本的なこと、そして応用の手前ぐらいまでについて書かれています。
Excelの事例とともに書かれているので、わかりやすいです。
これを知っていると、自分でもExcelを使っていける。そんなことが書かれていました。
これからExcelを仕事で使いこなしたい。そういう方が読んでみて、実際にひと通りやってみると、即戦力の手前ぐらいまではいけるような一冊ですね。
たった1日で即戦力になるExcelの教科書
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