自分を成長させる。その方法がわかれば、自分を成長させることは可能になってくるでしょう。一方で、その方法を知らないと、どうすると良いかわからないですから、なかなか自分を成長させることもむずかしい。
自分を成長させたいなら、その方法を考えてみるというのは、意味のあることでしょう。
こちらの『自分を成長させる極意 ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌のベスト10選ということで、自分を成長させるための方法に書かれたものをまとめられています。
『自分を成長させる極意 ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』
本物の「プロフェッショナル」になるには?全方位的に目標を攻略する。「物差し」と「理論のレンズ」を使う。「弱み」を克服するより、「強み」を伸ばす。つねに「その場にあるもの」で間に合わせる。こうして、「自分で使える時間」を大幅に増やす。各国で共通して「能力」を引き上げた方法。世界中のプロフェッショナルに愛読されている『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌が厳選した、自分を最も成長させられる方法!
ドラッカー氏やクリステンセン氏などの記事が掲載されています。
『自分を成長させる極意―ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらでも紹介しました。
今回は、ドラッカー氏の「自分をマネジメントする」から、本物のプロフェッショナルになる5つの質問を紹介します。
本物のプロフェッショナルになる5つの質問
1 自分の「強み」は何か?
2 自分の「仕事のスタイル」はどういうものか?
3 自分にとって「価値あること」は何か?
4 自分が「いるべき場所」はどこか?
5 自分にできる「貢献」は何か?
これらの問いを、自問自答することが、プロフェッショナルへの道につながっているということです。
1 自分の「強み」は何か?
自分の強みを知る。そして、その強みを活かしていく。
そのためには、フィードバック分析ということをしていくということです。
行動をしていって、出てきた結果から、得手不得手を判断する。そして、自分の強みは伸ばしていく。こういうことですね。
ドラッカー氏は、強みを伸ばせとよく言います。弱点は克服しにくいからということですね。
2 自分の「仕事のスタイル」はどういうものか?
自分の仕事のスタイル。自分が成果をあげられるときは、チームを組んだときか、自分でやったときか。
こういったことを、実際にやってみて、自分が成果をあげられる仕事のスタイルを知る。
仕事は、成果をあげないことには話になりません。だから、自分が成果をあげられる仕事のやり方を知ることが必要ということです。
3 自分にとって「価値あること」は何か?
自分の価値観と組織の価値観が合っていないと、なかなか自分を発揮しようにも発揮しにくいということがあるでしょう。
方向性などもそうですよね。
組織のビジョンが自分の向かいたい方向性と合っていないと、なかなか実力を発揮しにくいというのはあるでしょう。成長したいと思っても、方向性が合っていないと、自分の成長にはつながらないというのはあると思います。
4 自分が「いるべき場所」はどこか?
これらの自分の強み、仕事のスタイル、価値観をふまえて、自分がいるべき場所はどこかを考える。
自分の強みを発揮しやすい場所、組織にいること。
これは、成果を上げやすくしますし、成長もしやすいでしょう。
逆を考えるとわかりますよね。これらがずれているところにいても、自分の強みは発揮できなくて、成果を上げられない。そして、成長もしにくいですよね。
5 自分にできる「貢献」は何か?
そして、自分が組織や社会にできる貢献は何かを考える。ここまで「自己実現」の話を書いていますが、自己実現は、社会や組織への貢献を通してなされる。こういうことはあります。
だから、自分にできる貢献は何かも考えるということです。
自分を成長させる極意は、良い質問を見つけること
ここまでドラッカー氏の5つの質問を紹介しました。ここにドラッカー氏の答えは書かれていません。 というよりも、その答えは、自分で見つけるものでしょう。
本書では、他の著者が、他にもいろいろな質問を投げかけています。どれも良い質問だなと思いました。ただ、そこに質問の答えは書かれていません。質問を自問して、自分で見つけていく。そういうものでしょう。
自分を成長させる極意の一つは、良い質問を見つけることではないでしょうか。
自分を成長させる質問を見つける。
そして、その答えを探していく。
その過程で、行動していくことで、自分が成長していく。
だとすると、手始めに考えてみると良いのは、「自分を成長させる質問とは何か?」となるかもしれません。
ビジネスパーソンにも参考になるドラッカーの『経営者に贈る5つの質問』
そう考えると、こちらの本なども参考になるでしょう。
そして、『自分を成長させる極意』にも、自分を成長させる質問が紹介されています。
というわけで、自分を成長させたい、成長したい。そういう方は、読んでみてください。
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