女子とありますが、子どもの話というわけではなく、「女」・女性の人間関係についての本です。
女性が読んでもおもしろいと思いますし、男性が読んでも、「こういう女性、いるな」と思えるところもあります。もちろん、ここに書かれていることは、「一般論」というか、「女性」は、必ずこういうふうということではないと思いますし、傾向みたいなものだとも思いますが。
いずれにしても、読んでいて、女性の人間関係は男性のそれとは違う大変さがあるのかもと思いました。
「女」は傷ついている
まず、興味深かったというか、そういうものなのかもしれないと思ったことは、「女」は傷ついているという指摘です。
女性は男性に「選ばれる」ことが多いので、選ばれないと傷つく。そういうことがあるということです。
そして、その傷をどうするかということが、行動の元となる。他人をけなすなどは、自分の傷をどうにかしたくて、 そんな言動になってしまうということです。
だから、「女」を癒やす
だから、女を癒やすことが、必要とのこと。
男性も、女性をいたわることで、女性が変わるかもしれません。
女性同士でも、そういうことができると良いのかもしれませんし、自分自身で女性の中の「女」を「癒やす」ことができると、周りに対して変わっていくのではないかと、本書を読んで思いました。
「ありのままの〜」というような歌が流行るのは、そんなところもあるのかもしれません。
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女に好かれる女性
「女」も含めた女性全般に好かれる女性は「女」度が低い人です。さっぱりしていて、温かく、後腐れがなく、嫉妬もせず、表裏がなく、正直で、誠実で、一貫性があって、という女性はあらゆる女性に好かれますね。
かなり男っぽいというか、姐御、姉さんという感じです。
たしかに、こんな人なら、男からも、人間としてきっと人気ですよね。
おそらくあまりこういう女性は多くはないでしょうね。男でも、後半部分はむずかしいところでしょうけれども。
女性の人間関係
女性には、女として、人に選ばれるということが、大きな部分があるのだろうと思います。 この点が、男性とは、少し違うのだろうと、本書を読んで感じたところです。
「男」も、もちろん嫌な面というか、グチグチ、ネチネチ?、ウジウジ?しているところもあるでしょう。
それでも、もう少し単純というか、子どもっぽいというか、男子のけんかてきなところが、年齢を重ねてもそれなりに残っているので、少し違うかなと思いました。
「女」を癒やすと、人間関係が変わっていくのではないかなあと、男にはちょっとわかりにくい世界を垣間見たような気がします。