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『賢者の起業術』イノベーションを生む11のポイント

起業に必要なことを起業前に学ぶ。なかなかむずかしいことかもしれません。

『アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術』

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

 

本書は、AppleのMacintoshのエヴァンジェリストで、現在はベンチャーキャピタリストのガイ・カワサキ氏が、スタートアップとしての起業術について書かれています。

本書は、かなりページが多く部厚いです。93章もあります。(1章ごとは長くはないですが。)

それだけ、起業には学ぶことが多いということでしょう。

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失敗しない事業計画の書き方

「入念に計画し、すばやく行動する これは私の友人で、The Innovator's Dilemma(『イノベーションのジレンマ』翔泳社)の著者であるクレイトン・クリステンセンからの請け売りである。計画を立てるときは、何をするか逐一知っているかのように事を運ぶ。入念に進めるのだ。まちがっているかもしれないが、ベストを尽くす。ただし、新しい情報や新しいチャンスを前にしたら計画に執着しない。計画の実行にあたっては、迅速に行動しよう。つまり、柔軟にすばやく対処する。市場のことを学ぶにつれて、対応を変えるのである。」 (p.078)

事業計画の書き方について書かれています。

 

計画に必要なことはしっかり計画する。必要だと思われる準備はしっかりする。

その上で、実行する段になったら、すばやく実行する。そして、変更も辞さない。

こういうことが、失敗しないためには必要ということです。

もう少し詳しく考え方も書かれているので、事業計画の書き方の考え方がを知りたい方が読んでみると良いですね。 

 

イノベーションを生む11のポイント

1 自分が使いたいものをつくる

2 意義を見出す

3 次の曲がり角へ飛び移る

4 ダメな部分を気にしない

5 改良を怠らない

6 二極化を恐れない

7 壁を壊す

8 「百花斉放」を促す

9 デジタルに考え、アナログに行動する

10 自分がしないことを顧客に求めない

11 役立たずを相手にしない

(p.116−119)

ガイ・カワサキ氏が、自身の行動などから得たイノベーションを生む11のポイントだそうです。

顧客にとって意味があるイノベーションが起こせると、大きな成功に近づけます。

どうしたら、イノベーションが起こせるのか。

「意義を見出して曲がり角を越えるまでは、休むべからず」(p.119)

顧客にとって買う意義のあるものを生み出すまでは、休むな。

ということだそうです。 

 

起業・スタートアップを知る

繰り返しになりますが、本書は分厚いです。それでも、本書だけで起業のすべてが学べるかというとどうでしょうか。

起業の基本を押さえるために『起業の技術』 - ビジョンミッション成長ブログ 

「成功の型」を知る 起業の技術

「成功の型」を知る 起業の技術

 

こちらと合わせて読むと、ようやく全体が見えてくるという感じでしょうか。 

 

関連書を知る

また、本書がおもしろいところは、起業に関係しそうなことがらを書いている他の本の著者にインタビューしているところです。 

アイデアのちから

アイデアのちから

 

こちらのハース兄弟。

戦略のパラドックス

戦略のパラドックス

  • 作者: Michael E. Raynor,マイケル・E・レイナー,松下芳生,高橋淳一,櫻井祐子
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2008/01/18
  • メディア: ハードカバー
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こちらのレイナー氏などが出てきます。

これらから学べるところを知ることもできます。 

 

分厚いだけはある一冊ですね。

 

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

 

 

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