MacをWindowsユーザーが購入して戸惑うことの一つは、ショートカットキーではないでしょうか。
MacとWindowsでは、微妙にキーボードやショートカットキーが異なります。このため、慣れないうちは、効率が落ちるなどしてしまうところもあります。
Macのショートカットキーの一覧は、Appleのサイトに紹介されていますが、ちょっと多いので一気に覚えるのは難しいかと思います。絞って覚えていくと良いですね。
OS X:キーボードショートカット - Apple サポート
というわけで、Mac初心者が知っていると効率的になるMacのショートカットキーを12個紹介します。
また、アプリの代表的なショートカットキーを知るには、
Macアプリのショートカットキーを表示するアプリ「CheatSheet」
CheatSheetというアプリを使うと良いです。
- Mac初心者が知っていると効率的なMacショートカットキー12個
- アプリのウィンドウの選択 「command + F1」
- アプリケーションの選択:「command + tab」
- デスクトップの表示:「F11」
- アプリをDockに小さくする:「command + M」
- 元に戻す・アンドゥ:「command + Z」
- 形式をコピーせずにテキストだけペースト:「shift + option + command + v」
- ファイルのカットアンドペースト:「command + C」そして「option + command + V」
- メニューバーを操作対象にする:「control + F2」
- Spotlightを表示:「control + space」か「command + space」(OSによる)
- Macの再起動・スリープ・終了:「control + eject ⏏(または電源ボタン)」
- Macの終了:「control + option + command + eject」
- ログアウト:「shift + command + Q」
- おまけ 入力ソースの選択
- まとめ
Mac初心者が知っていると効率的なMacショートカットキー12個
アプリのウィンドウの選択 「command + F1」
Finderやブラウザなどで、アプリのウィンドウを複数使っているときに、別のウィンドウを選択したいということがありますよね。
「⌘+F1」で、ウィンドウを選択することができます。「⌘」は、「command」です。
「command + F1」を押すと、次のウィンドウを選択状態にできます。
この写真だとわかりにくいかもしれませんが、1つのアプリで複数のウィンドウを開いているときに、「command + F1」を押すと、ウィンドウを一つ一つ切り替えられるということです。わたしは、結構、使うショートカットキーですね。いちいちマウスやトラックバッドなどで選択しなくても良いので、効率的です。
ちなみに、アプリケーションの選択は、次の「command + tab」ですね。
アプリケーションの選択:「command + tab」
Macで複数のアプリケーションを使っているときに、アプリケーションを選択するのは、「command + tab」です。
Windowsでは、「Alt+Tab」ですね。
アプリケーションを変えたいときに、便利なショートカットキーです。 これは、よく知られているショートカットキーですよね。これも効率が違ってくると思います。
デスクトップの表示:「F11」
Macのデスクトップを表示したい時がありますよね。Windowsだと「Windowsボタン+D」ですが、Macの場合は、「F11」です。
「F11」をを押すと、デスクトップが表示されます。
アプリをDockに小さくする:「command + M」
MacのアプリをDockに収納、小さくするのは、「command + M」です。
アプリをDockに収納しておくと、邪魔なときに良いですよね。
元に戻す・アンドゥ:「command + Z」
テキストを削除してしまったといったときに、元に戻したい。
そんなときなどは、「command + Z」です。Windowsだと、「Ctrl + Z」ですね。
ちなみに、Safariのタブを閉じてしまったというときも、「command + Z」で戻ります。ついでに書くと、Chromeでタブを閉じてしまったものを戻すだと、「command + shift +t」です。
形式をコピーせずにテキストだけペースト:「shift + option + command + v」
ブラウザなどにテキストをペーストするときに、テキストの形式をペーストしたくないときがありますよね。たとえば、Chromeで、ブラウザの文字をコピーして、ペーストしたい。そんなときに、フォントや太字などをなくして、ペーストしたい。文字だけペーストしたい。
そういうときは、「shift + option + command + v」です。普通のペーストは、「command + v」ですが、これに、shift + optionをつけると、形式を無視して、テキストだけをペーストしてくれます。
ファイルのカットアンドペースト:「command + C」そして「option + command + V」
Windowsで、ファイルのカットアンドペーストは、「Ctrl+X」そして「Ctrl+V」です。
Macだと、「command + C」それから、「option + command +V」です。
Windowsと少し違って、ペーストするときにOptionをつけるということですね。Macには「カット」という考え方がないというか、ペーストのほうを変えるということですね。これを知っておくと、ファイルの移動を簡単にできるので良いですね。
メニューバーを操作対象にする:「control + F2」
Macの画面の上にある、メニューバー。
これを操作対象にするには、「control + F2」です。操作対象にしたら、矢印キーで移動させると、メニューの選択ができます。
マウスやトラックパッドで行うというのもありですが、キーボードで操作したいときには、「control + F2」です。
Spotlightを表示:「control + space」か「command + space」(OSによる)
Spotlightの検索を表示させるには、「control + スペースキー」です。
ファイルやアプリなどの検索にSpotlightを使いたい。
そんなときは、「control + スペースキー」です。
ただ、OS X El Capitanをクリーンインストールしたときや、もともとEl Capitanの場合は、「command + space」です。この場合「control + space」だと、日本語の入力ソースの選択になります。El Capitanのデフォルトのショートカットキーが変わっていますね。
Macの再起動・スリープ・終了:「control + eject ⏏(または電源ボタン)」
Macの再起動やスリーブ、終了は、「Control + Eject(または電源ボタン)」です。
ここで、該当のボタンを押すと良いですね。その際に、タブで選択を移動できます。
そして、「スペース」キーで決定です。Windowsだと、Enterで決定ですが、Macは、「スペース」キーですね。
このあとに、ウィンドウを選択した状態で、「R」を押すと再起動、「S」を押すとスリープ、「return」を押すとシステム終了です。
Windowsでは、Windowsボタンを押してからですが、Macの場合は、「control + eject」です。
Macの終了:「control + option + command + eject」
上のようなメッセージ選択なしでMacを終了したいときは、「control + option + command + eject」で、いきなりシステム終了ができます。
ログアウト:「shift + command + Q」
ログアウトは、「shift + comannd + Q」です。これを押すとダイアログが表示されるので、「ログアウト」を選択するか、そのまま放っておくと、1分でログアウトします。
Macは、「command + Q」でアプリが終了します。(Windowsでは、「Alt + F4」ですね。)これに、shiftをつけると、Macのログアウトということですね。
おまけ 入力ソースの選択
もう一つおまけというか、Spotlightのところで書いたことの繰り返しになりますが、キーボードの「入力ソース」に「Google日本語入力」や「ATOK」など、IMEを複数入れていて、選択したいときは、「command + space」で選択できます。
ただ、OSX El capitanから、新規インストールすると、「control + space」に変わりました。「command + space」だとSpotlightが出ます。
結構、使う機能だと思うのですが、変わりましたね。慣れるようにするか、もしくはショートカットキーをカスタマイズして、以前のように戻すというのもありかもしれません。
まとめ
まとめておきます。
- アプリのウィンドウの選択:「command + F1」
- アプリケーションの選択:「command + tab」
- デスクトップの表示:「F11」
- アプリをDockに小さくする:「command + M」
- 元に戻す・アンドゥ:「command + Z」
- 形式をコピーせずにテキストだけペースト:「shift + option + command + v」
- ファイルのカットアンドペースト:「command + C」そして「option + command + V」
- メニューバーを操作対象にする:「control + F2」
- Spotlightを表示:「control + space」か「command + space」(OSによる)
- Macの再起動・スリープ・終了:「control + eject ⏏(または電源ボタン)」
- Macの終了:「control + option + command + eject」
- ログアウト:「shift + command + Q」
こんなショートカットキーを覚えておくと、効率的に、Macの操作ができるようになっていくと思うので、使ってみると良いですね。 ここからさらにアプリ固有のショートカットキーなども覚えていったり、トラックパッドと使っていくと、快適に使えるようになっていくはずです。
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