人間関係に悩む。
そういう人が多いと言われます。なぜなのでしょうか?
そんなことを考えたい、そして、どうしたら、人間関係をもっとうまく行なうことができるようになるか、ということを知りたい方は、こちらの『人間関係をしなやかにするたったひとつのルール』を読んでみると、いろいろなヒントが見つかることと思います。
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
- 作者: 渡辺 奈都子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 6回
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本書は、精神科医のウィリアム・グラッサー博士の「選択理論」というものを、わかりやすく説明されているものです。
選択理論とは?
「外的コントロール心理学とは異なる、もう一つの心理学があります。それが「選択理論」です。こちらは「人は自分の行動しかコントロールできない」と捉える理論です。
選択理論では、「私たちは自分で自分の行動を選んでいて、その行動には自分なりの目的がある」と考えます。
もう少し付け加えるならば、選択理論では「人は内側から動機づけられており、自分の願っているもの(=目的)を手に入れるために行動している」と説明できます。
そして「自分が相手にしたり言ったりすることは、数ある情報のひとつに過ぎず、それに対して、どんな行動や態度を選択するのかは相手次第である」と考えます。」(p.31−32)
これがすべてではないですが、選択理論では、人は自分で自分をコントロールしていると考えて、他人からの影響力はかなり限定的と捉えています。
期待の2つのレベル
この考え方が、どこまで本当かどうかは意見が異なる人もいるかもしれませんが、こう考えることで、ラクになる面もあります。
人に何かこうなって欲しいと期待して、そうならなかったときに、あまり落ち込まないといったことです。 人間関係がおかしくなる原因のひとつとして、「期待」というものがあるでしょう。過度に期待して、そうならないと、極端な場合は、相手が「裏切った」というような信頼関係の問題にもなりかねません。
しかし、人は誰しも自分の目的で行動している。必ずしも他人の期待に応えるわけではない。ということがわかれば、少しは気持ち的にラクになるでしょう。
期待には、2種類のレベルがあって、「そうなったらいいなあ」と純粋に期待だけすることと、「そうならなくてはならない」と期待を押し付けるものがあるということです。押し付けるようなレベルになると、期待通りに行かないと、関係がおかしなことになりかねません。
期待自体は、プラスの効果もあるのですが、期待し過ぎは良くないというところでしょう。
外的コントロール心理学と選択理論心理学の違い
外的コントロール心理学は、相手を思うようにコントロールしようと努める。
選択理論心理学は、より良い関係を築き、お互いの違いを認め、話し合う。
こういうことが紹介されています。人間心理、人間関係について考え方の違いということです。
こちらの本や
人間関係がしんどいと思ったら読む本。自分の中に問題がある? - ビジョンミッション成長ブログ
見方があり方を決める『7つの習慣』【名言・言葉】 - ビジョンミッション成長ブログ
こちらでも紹介しましたが、見方で感じ方、行動が変わってきます。
どちらを選択するか。人間関係も変わってくるはずです。
具体的な方法を知りたい方は読んでみてください
期待についてだけ紹介しましたが、他にも、自分の変え方、怒りの対処法、より良い人間関係を築くレッスンなど、具体的なことが書かれています。
さらに具体的な方法を知りたい方は、本書を読んでみてください。
人間関係が気になる方には、きっと参考になることがあるはずなので、読まれると良いと思います。
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
- 作者: 渡辺 奈都子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
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