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『プロフェッショナルはストーリーで伝える』人を動かしたいときに役立つ6種類のストーリー

『プロフェッショナルはストーリーで伝える』

ストーリーで伝えることが有効と言われます。では、どんなストーリーが有効なのでしょうか。

そんなことを考える際に、この『プロフェッショナルはストーリーで伝える』は、参考になります。

プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

  • 作者: アネット・シモンズ,Annette Simmons,池村千秋
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2012/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 8回
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目次

序文 ビジネスにおける「ストーリー」の重要性―ダグ・リップマン

はじめに

第1章 人を動かす六つのストーリー
第2章 ストーリーとはなにか?
第3章 ストーリーにできて、事実にできないこと
第4章 どう語ればいいのか?
第5章 人間心理とストーリーの絶妙な関係
第6章 決めゼリフより大叙事詩を語ろう
第7章 抵抗派、無関心派、無気力派を動かす
第8章 相手のストーリーに耳を傾け、動かす
第9章 ストーリーテラーが心がけるべきこと、やってはいけないこと
第10章 ストーリーテラーとして生きる喜び
第11章 ストーリー・シンキングというスキル
ケーススタディ ストーリーで成功したある会社の物語

 

目次からわかるように、どのようにストーリーを語ると良いかということが、様々な点から語られています。

道路

 

人を動かしたいときに役立つ6種類のストーリー 

1「私は何者か」というストーリー
2「私はなぜこの場にいるのか」というストーリー
3 ビジョンを伝えるストーリー
4 スキルを教えるストーリー
5 価値観を具体化するストーリー
6 「あなたのいいたいことはわかっている」というストーリー

こういったときに、ストーリーを使うと、人を動かしやすくなるということです。

 

1、2が、自分についてのストーリー。3、4、5が、何かを伝えたい・教えたいときのストーリー。6が、あなたのことを理解していますというストーリーになります。

3つの種類があるということです。

それぞれに適したストーリーを語ることで、話を聞こうと思ってもらいやすい。そして、自分の主張を理解してもらいやすくなるということです。

 

人生で一番大事なことは?

『ビジネスマンEQ』の著者、ロバート・クーバー氏が、講演で話したことが紹介されています。彼の祖父のストーリーです。

祖父が、4度の心臓発作を生き延びて、5度目の心臓発作で帰らぬ人となった。

その祖父が教えてくれた、人生でいちばん大事なこと。

「人生でいちばん大事なことはなにかと、ずっと考えてきた。ついにその答えを見つけた。私が思うに、人生でいちばん大事なことはーー」

と、そのおじいさんは、4度繰り返したそうです。

そして最後に教えてくれたこと

「祖父は私に言いました。『おまえがもっている最良のものを世界に与えなさい。そうすれば、世界は最良のものを与えてくれるだろう』」。続けておじいさんはこう言った。「私はいつも自分に問いかけてきたーーもし毎日、昨日の自分のベストに満足せず、もっと上を目指しつづけていたら、どうなっていただろう?私のも、おまえの父さんにも、そしておまえにとっても、いいことがたくさん起きたにちがいない。けれども、私はそういう日々を生きてこなかった。もう手遅れだ。でも、おまえはまだチャンスがある」

ベストを尽くせ。一言で言ってしまえば、それだけのことでしょう。

けれども、このように語られると、やはり違って感じられます。

 

経験や情報から何を受け取るか?

世の中には、フィクション、ノンフィクション、様々なストーリーがあります。個人個人のストーリーもありますし、モノにもストーリーがあるでしょう。

そこから何を受け取るのか。

伝える前に、受け取ることがある。受け取ってから、伝えることができてくるものではないでしょうか。

情報発信というと、どう伝えるかというところに焦点が行きます。たしかにそこも大切なのですが、その前に、経験や情報から何を受け取るか。その受け取ったことを、誰に何のために伝えるのか。

ストーリーを語る前には、そういうことがある。

 

そして、何をどう伝えるか

そして、何をどう伝えるか。ストーリーで伝えるとしたら、どうストーリーで伝えると良いのか。

そうやってステップを踏んで伝えると、自分が伝えたいことが何かを自分が理解して、人に伝わりやすく伝えられることでしょう。

 

ということで、ストーリーの語り方を考えたい、そんな方が読まれると、参考になることが見つかる一冊です。

 

プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

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