アメリカの企業家が学ぶ世界最強のプレゼン術
プレゼンがうまくいかないと、自分の言いたいことが相手に伝わらないなど困りますよね。プレゼンがうまくいけば、企画が通って、仕事になどつながります。
アメリカの企業家が学ぶ世界最強のプレゼン術
本書では、シスコなどIPO説明会を控える500以上の企業のエグゼクティブに伝授したプレゼンテーションのテクニックや戦略について書かれています。
アメリカの企業家・エグゼクティブが学ぶプレゼンの技術が紹介されています。参考にしたいと思った点などを紹介します。
大勢へのプレゼンも「個人」対「個人」と考えると緊張しにくい
プレゼンで大勢の前で話すと、緊張してしまう。
そんなときには、個人対個人と考える。
そうすると自然と話すことができる。緊張しないで良いということです。
大勢の前で話していると考えるのではなく、1対1がたくさんあると考える。そうすると、過度に緊張しないで済むということです。
緊張してしまって、頭が真っ白になってしまう。それでは、伝えたいことも伝わらないでしょう。自分のことを過度に意識しないで、会話を楽しむというような感覚で話せると、比較的自然に話すことができるはずです。
1対多ではなく、1対1がたくさんあると考えて、話をすると、緊張しすぎは減ると思います。
「あなた」のことを考える
プレゼンは、相手がいます。相手がどう思うか。相手の興味をひきたい。
そんなときは、
・あなたにこのことが重要な理由は?
・これはあなたにとって何を意味するのでしょうか?
といったフレーズを使って、相手にとっての意味などを話すと、相手が興味を示してくれる。
人が興味があるのは、自分でしょう。だから、そのプレゼンや話が、相手にとってどんな価値や意味があるのかを伝えると、相手の興味をひきつけることができるわけです。
プレゼンでは、自分の話と相手の興味をどうやって結び付けるか。これが、ポイントになってくるでしょう。
だから、自分の伝えたいことが、あなたにとって意味や価値のある話だということがわかるようにすると、話を聞いてもらいやすくなります。
目を見ている時だけ話す
ときどき、人前に立つと、早口で何を言っているかわからないという人がいます。
プレゼンで緊張して、そんなふうになってしまうと、伝えたいことが伝わりません。話す「間」をどうすると良いか?
目を見ている時だけ話す。
こういう意識でいると、スピードをちょうど良い感じにしやすいということです。
もちろん、目を見ていないときに、話してはいけないということではないでしょう。なるべく目を合わせて話す。
目を見ているときに話すというようにしておくと、印象にも残りやすい。注意をこちらに向けているほうが、覚えてもらいやすいからです。
そして、聞いているかどうかもわかる。
話のリズムも出るでしょうし、 印象にも残りやすいので、やってみたいテクニックですね。
プレゼンでのストーリーのつくり方
本書でもストーリーは重視されています。そして、プレゼンでのストーリーのつくり方が、7つのステップで紹介されています。
聞き手を動かすために、どうすると良いか。
それを考えて、ストーリーをつくると良いということです。
7つのステップを入念に行うことで、プレゼンのストーリーができるということです。
ストーリー+テクニック
プレゼンは、資料作りなどもあります。そして、本書でも、資料作成やジェスチャーなども紹介されています。それらの「テクニック」と「ストーリー」。この組み合わせで、作っていく。
こういうことが、本書を読むとわかってきます。
プレゼンで人を動かす。自分が得たいと思っていることを、相手にしてもらうには、こうすることが、やはり有効なのでしょう。
アメリカの企業家、エグゼクティブが学ぶプレゼン術を学んで、プレゼンを改善したい方は、読んでみてください。
アメリカの企業家が学ぶ世界最強のプレゼン術
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