素直さが大切。こういうことが言われたりします。
松下幸之助氏が、よく言っていますね。
「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」。
ただ、素直な心がどういうものかいまいちよくわかりません。そして、なぜ大切なのかもいまいちわからなかったりします。
上の松下幸之助氏の言うような心なのだろうと思います。ですが、本当に、素直なことが、成功などにつながるのか、と思ったりもしてしまいます。
素直なことが、どうして成功につながるのか、ちょっと考えてみようと思います。
「素直な人」が成功しやすい理由
素直だと、ダマされないか?
まず思うのですが、素直だと人にダマされないかということです。
素直になれない人が一番の理由に挙げるのは、こういったことがあるように思えます。人のことを信じられない、騙す人がいる。そういう経験などをしていると、素直になれない、というのはあるかもしれません。
騙されることもあるでしょうね。きっと。疑わないとしたら、騙されやすいと思います。
しかし、素直だと、ダマされる前に気がつくというのもあるかもしれません。真理というか本当のことがわかっているから、それは違うのではないかとわかるということもあるかもしれません。疑っているわけではないけれど、「嘘」や「本当でないこと」がわかってしまうというのはありそうです。
騙されやすいかもしれませんが、嘘も見抜けるようになるかもというのはありそうですね。
素直だと、すぐに試す
素直だと、良いことはすぐに試すと思います。「これいいよ」と言われると、やってみようと思うはずですね。
素直なので。
逆に、素直でないと、これはうまくいかないかもしれないと思うので、試さないでしょう。行動しません。
仮にうまくいかないとしても、素直な人は、たくさん試すことになる。行動の量が多くなりやすい。
行動の量が増えると、成功の数が増えます。と同時に、失敗の数も増えます。行動の量が増えた分、成功・失敗の量が増える。経験や知識が増える。
成功しやすくなるというか、成功の数は増えますよね。経験も活かせれば、ますますうまくいきやすくもなるでしょう。
疑り深い人
素直でない人も、疑って自分で確かめてとする人もいるかもしれません。こういう人は疑り深い人です。そういう人なら、ある意味行動して確かめることもあるかもしれません。
ただ、それは、素直でない人というよりは、疑り深い人、自分で確かめないと気がすまない人ですね。もしかすると、そういう人も行動が多いでしょうから、成功の数は増えるかもしれません。
ただ、すぐにうまくいかない理由が見つかったら、そこでやめてしまって、結局成功しないというのはありそうですね。
素直だと、うまくいかなくても、気にしない?
素直だと、何かをやってみてうまくいかないとしても、あまり気にしないというのもあるかもしれません。
やってみてダメだったら、まあそんなものかもと思って、次に進む。そういうところはあるかもしれませんね。
これは良い面、悪い面ありそうです。
めげないという意味では良さそうですが、あっさりしすぎていて、すぐにあきらめてしまうということもありそうです。素直だから、失敗を気にしないとは限らないとは思いますが。
素直な人が成功しやすいとしたら
素直な人が成功しやすいとしたら、勧められるとすぐに試して行動の数が増えるからではないでしょうか。数が増えて、経験が増えて、成功の数も失敗の数も増える。
結果として、成功しやすい。
素直でない人は、疑ってしまって、行動しない。行動しないので、経験も知識も増えないですし、成果も増えない。
他にも、素直な人のほうが好かれやすいからとか理由があるかもしれません。
また、素直な人が失敗しやすい理由もあるかもしれません。騙されたりすれば、うまくいかないものでしょう。
素直さに学習能力があると、良いのでしょうね。うまくいかなかったことは、次はしないようになる。また、改善能力もあると良さそうです。
そういうことも、素直に学べる人が、成功しやすいということなのかもしれませんね。