田中角栄氏の本が、人気ですね。人気の理由はいろいろあるかもしれません。
わたしも気になったので、『田中角栄100の言葉』を読みました。
ということで、いくつか気になった言葉を紹介します。
『田中角栄100の言葉』ウソをつくな。仕事をすれば文句を言われる
嘘はすぐばれる
「ウソをつくな。すぐバレる。
気の利いたことを言おうとするな。
あとが続かない。
お百姓衆を侮って小馬鹿にするな。
シッペ返しをされる。」(p.22)
田中角栄氏は元首相です。だからでしょうか、今の政治家に知ってほしいなと思うところがありますね。
嘘をつくというか、公私混同というか。そういうところを感じますよね。東京都知事も、なんというか、お金と政治の問題になっていますし。まあ、田中角栄氏も、お金の問題で失脚したわけですけれども。
そして、もちろん、ウソについては、政治家以外でもそうですよね。ウソはバレますね。「悪事」はバレるということかもしれません。2016年の前半は、スキャンダルが多かったですよね。
また、おもしろいなと思うのは、気の利いたことは言わないというところでしょうか。人気を獲りに行くのではなくて、相手のことになるためのことをしろということでしょうね。
できる、できないは別として、この言葉になることが多いですよね。
仕事と文句の関係
「仕事をするということは
文句を言われるということだ。
ほめられるために一番
良いのは仕事をしないこと。
しかしそれでは政治家は
つとまらない。批判を恐れずやれ。」(p.18)
仕事をすると文句を言われる。
仕事に限らず、何かをすれば、他人から文句を言われることはあるでしょう。
もっとこうしたら良いとかも含めて。
そして、ここで言う、仕事というのはきっと、新しいことだったりするのでしょうね。新しいことには、摩擦があって、変化があって、変わりたくない人がいて、そうすると、文句を言われることもあるでしょう。
ただ、それだと、変化は作れない。より良いものは作れない。
政治家も務まらないかもしれませんが、仕事も現状維持になっていく。
批判があるかもしれないですが、より良いものを作れ。
そんなことをここでは言いたいのでしょうね。
文句は言われたくないけれど
文句は言われたくないですよね。しかも、自分が良いと思っていることをやって、文句を言われたら、余計に嫌でしょう。
でも、この世界はまだ完璧ではないので、文句を言われるでしょう。欠点だらけだから。
すべてがうまく行って、完璧な世界で、みんなが完璧なら、 文句もないでしょうけれど。
文句や批判も糧にしてみる
一つの考え方は、文句も批判も、糧にしてみるというのはありますね。
より良い方法を見つけるためのヒントです。そういうものにする。
ただ、的はずれな批判や文句もありますから、そういうのはスルーしてしまう。ということでしょう。
田中角栄の評価よりも
田中角栄氏の評価というのは、ロッキード事件があったので、あまり良くないところもあると思います。もちろん、好きな人も多いのかもしれません。
そういうことはあるとしても、どういうことを言っているのか、そして、そこから自分はどうするのかのほうが大切でしょう。少なくとも、個人レベルでは。
誰かを評価する・しない、ということよりも、自分が自分をどうするか。
こちらのほうが大切ですよね。結局、何かをするにしてもしないにしても、社会で生きれば、誰かに評価されます。良い評価か悪い評価か別にして。他人の評価からは逃れられないところがありますね。
それはそれとして、自分で自分をどう評価するのか。そして、もっと言ったら、何をするのか。何をしたいのか。
ここが大切ですよね。他人に評価されても、自分が自分を良いと思えないと辛いでしょうから。
まとめ:『田中角栄100の言葉』
田中角栄氏の言葉や考え方がわかります。
こういう考え方もあるのかということが見つかると思います。そんな考え方を見つけたら、自分はどうするのかを考えてみたら、おもしろいですよね。
そこから、自分をより良い方向に進めていけるきっかけにすると良いと思います。
田中角栄氏の考えや言葉に興味ある方は、読んでみてください。
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