100%伝わる話し方
伝わる話し方をしたい。
そう考える人にとって、話し方をどうするかは課題でしょう。
「日経ビジネスアソシエ」2015年6月号の特集は、「100%伝わる話し方」ということで、話し方について取り上げています。
これで100%伝わるということにはならないかもしれませんが、改善策を見つけるヒントにはなるでしょう。どんな話し方をすると良いかを、考えたい方に参考になります。
V字回復を実現した叩き上げ社長のコミュニケーション3カ条
ロイヤルホストの社長、矢崎精二氏は、2011年に社長に就任。売上減が続いていたロイヤルホストの業績を、1年でV字回復させたということです。
そんな矢崎社長のコミュニケーション3カ条は、以下のようなことだそうです。
1 弱みも苦手も、さらけ出す
2 相手の話を1から10まで聞く
3 言葉と行動のブレを許さない
どれも、それぞれむずかしいと思いますが、「相手の話を1から10まで聞く」というのは、簡単そうで意外とむずかしいのではないでしょうか。
相手の話を1から10まで聞く
人の話を聞くことが大切とは、よく言われることでしょう。
しかし、1から10まで聞く、つまり全部聞くというのは、なかなか大変です。
こうすることで、相手のやる気を十分に引き出せるということです。
全部聞いてもらえれば、話を聞いてもらったということが、十分に感じられるでしょう。そして、その上で、こちらの伝えたいことを伝えれば、聞く気にもなってもらえるでしょうし、コミュニケーションが機能しやすいのではないでしょうか。
時間がかかることではありますから、忙しい人にとってはむずかしいことだと思いますが。
言行一致
また、言行一致が大切ということです。
とくに上司であればなおさらで、よく言われるように、「上司は部下のことを理解するのに3カ月かかるけれど、部下が上司のことを理解するのは3日でいい」ということで、 口先だけでは、部下に見透かされるということです。
言ったことは、やる。
こういう人の話であれば、聞こうという気持ちになるでしょう。
オオカミ少年ではないですが、いつも嘘を言っていたり、言っていることと行動が違っていたら、話は聞いてもらえないでしょうから、自分の話が伝わることもないでしょう。
伝え方と行動
『伝え方が9割 2』これで伝え方は完ぺき。あなたの伝え上手度チェック
この『伝え方が9割』にあるように、たしかに伝え方は大切です。
しかし、信頼の置けない人の話は、伝え方を工夫しても、伝わらないというか、聞いてはもらえないでしょう。
上司であればなおさらそうなるでしょうから、自分が言ったことは、やる。言行一致が仕事上のコミュニケーションでは大切になるわけです。
信用されてからの伝え方
伝え方で、信用されるかどうかということもあるでしょう。そういう意味でも、伝え方は大切と言えるのだろうと思います。
ただ、その前に、言行一致で信用してもらうということも大切。
そして、信用されてからの伝え方を知る。
そうすると、伝わりやすくなる。50%だったものが、70%、80%伝わるということになっていく。
この号の「アソシエ」の特集では、他にも、伝え方について紹介されています。伝わる伝え方を知りたい方は、読んでみてください。
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