「評価される人の仕事の習慣」
評価されない。仕事だとまずいですよね。
まったく評価されなかったら、職がなくなってしまいますから。
2015年3月号の「日経ビジネスアソシエ」の特集は、「評価される人の仕事の習慣」ということです。
評価される人は、何が違うのか。こういうことを取り上げています。
なぜか評価される人の3つの特徴
特徴1 ムダを嫌う
特徴2 何事もポジティブに考える
特徴3 向上心を常に持つ
こういう3つが特徴だと、スターバックスコーヒージャパンの元CEO、岩田松雄氏などが言われています。
なんというか、たしかにそう言われてみれば、そうだなと思うような特徴です。こういう人がいれば、なぜかというか自然と評価される結果が出てきそうに思えます。
ただ、これら3つをすべて実際にやるとしたら、意外とハードルが高いようにも思えます。だから、習慣が大切ということになってくる。習慣にできれば、それほど意識しないで行動できるでしょうから。
このアソシエの特集では、さらにどのような習慣を持っていると良いかという具体的な話が書かれていますので、そのあたりを知りたい方は読んでみると良いと思いました。
ということで、詳細はアソシエでということなのですが、2つほど紹介します。
評価される人に共通する2つの習慣
1 「なぜ?」と常に考える→根っこにある問題を見つける力が養われる
2 「弱いつながり」も大事にする→「成果を上げるチャンス」が広がる
原因を考える
『「原因」と「結果」の法則』という本があります。
原因があるから結果がある。ある意味、当たり前ではあります。
しかし、原因をつかむのは、なかなかむずかしいところがあります。そして、たとえ問題の原因がわかったとしても、問題をすべて解決できるとは限りません。それでも、原因がわかれば、どういう流れで結果が起こっているのかは理解できます。
成果をあげるときに、どういう原因を作れば、成果が上げやすくなるかということも考えやすくなるはずです。だから、「なぜ?」と考えることを習慣にすると良いですよね。
弱いつながり、弱い人間関係から始まる
「弱い人間関係」も大切にすれば、可能性が増えるので、成果を上げるチャンスにつながる、ということです。
多くの人間関係は、弱い関係から始まるでしょう。ちょっとした知り合いからというのが多いと思います。
もちろん親や兄弟、親友など強いつながりもあります。ただ、それらはあまり異質なチャンスや機会にはつながりにくい。というのは、関係が近いということは、持っている情報や資源が似ている可能性が高いからです。
新しい関係を作る。そこから新しいチャンスは作られていく。そういうところがあります。だから、弱いつながりも大切にするということです。
弱いつながりなどについて知りたい方は、こちらの本などを読んでみるとおもしろいと思います。
『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』ニコラス・A・クリスタキス(著)ジェイムズ・H・ファウラー(著)
- 作者: ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 講談社
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小さないろいろなコツを大切にしている
この特集では、このような、「なぜか評価される人」のいろいろなコツ・習慣が紹介されています。それぞれは、ものすごいことというわけではなかったです。ただ、小さな数多くのコツを大切にしている。そういう人が、「なぜか」というか自然と成果を上げて、評価される。そういうものなのでしょう。
もちろん、能力があってずば抜けている人。そういう人もいます。
そういう人は、「なぜか」ではなく、「当然」評価されるになってくるので、ここでは違う話です。
なぜか評価される人は、小さな改善を大切にする
そう考えると、なぜか評価される人は、大きなことはできないが、小さな改善を大切にしているということも言えるでしょう。
そんな小さな改善や違いを見つけるには、どんな習慣があるのか。
こういうことに興味がある方が読んでみると興味深く読める、この号の「アソシエ」の特集でした。
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