コーチングやウェブのコンサルをしているので、起業の相談を受けることがあります。
そんなときに思うのは、やはり基本的なことを押さえておきたいということです。
基本がわかっていると、打ち手を思いつきやすいですから。
こちらをまずは読んでみると、だいたいのところを押さえることができます。ということで、簡単に内容を紹介します。
目次
はじめに なぜ90%の起業が失敗するのか?
I部 「理解する」 経営の要素と構造
II部 「構築する」 必要不可欠な「経営の12分野」を構築する
第1分野 「ミッション」 存在価値を考える
第2分野 「商品力の29Cuts」 絶対価値を考える
第3分野 「ポジショニング」 相対価値を考える
第4分野 「ブランディング」 認知価値を考える
第5分野 「集客力」 8つの集客ツール
第6分野 「見込み客フォロー」 5つのパイプライン
第7分野 「サイレントセールス」 販売業から購入支援業へ
第8分野 「CLVマネジメント」 顧客生涯価値を高める
第9分野 「経理・財務」 社長のコックピットをつくる
第10分野 「チームビルディング」 自立型組織をつくる
第11分野 「仕組み化」 安定と継続を築く仕掛け
第12分野 「投資とリスクマネジメント」 永続への循環を築く
III部 「統合する」 あなたのビジネスモデルをチェックする
おわりに 20年後の後悔、20年後の笑い話
目次を見るだけでも、これだけのことを知っておく必要がありそうということがわかるでしょう。
ビジネスを構築するために必要な12の分野がコンパクトにまとめられています。
経営のパフォーマンス
「「経営のパフォーマンス」=「商品力」×「営業力」×「管理力」 」(p.33)
経営には、商品力と営業力と管理力の3つが必要ということです。
お客様が買いたいと思う商品、商品の魅力を伝えて売る力、それらを管理するマネジメント。
これらの3つの掛け算が、経営のパフォーマンスになるということです。
それぞれについての詳細や12の分野については本書を読んでみてください。
掛け算で考える
何かのパフォーマンスや成果を考えるときには、少なくとも2つのポイントがあると思っています。
一つは、ボトルネック。
たとえば、10の部品からなる商品があったとします。そのうちの一つが1時間に1個しかつくれないとしたら、他の9の部品が1時間に10個作れたとしても、1日24時間稼働して、24個しかつくれない、ということになります。
1時間に1個を2個にすれば、48個作ることが可能になります。ボトルネックを改善すると、パフォーマンスが上がります。
もう一つは、掛け算。
どれだけ良い商品があっても、その商品を知らないことには買えません、売れません。すごく売れるセールスパーソンがいても、欲しくない商品は買わないでしょうし売れないでしょう。コストを度外視した商品や売り方では、儲けがなくて潰れてしまいます。
商品力、営業力、管理力は、掛け算ということです。
売上も掛け算
売上も、掛け算ですよね。
売上=顧客数×顧客単価×購買頻度
お客様の数を増やすか、単価を増やすか、購入の頻度を上げてもらうか。
掛け算になるので、どこかを改善できれば、売上は増えます。
どうやって改善すると良いか。どこを改善するか。
それは、そのビジネスによるのですが、改善のヒントを知りたいのであれば、本書やマーケティングの本などから考えてみると良いですね。
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