『火花』が芥川賞を受賞して、100万部を突破するようです。
100万部のさらに先までいくのかもしれません。
しかし、本が売れない。
そんなことが言われています。ピーク時よりも、紙の本の売上は右肩下がりで下がっているようです。
出版状況クロニクル81(2015年1月1日〜1月31日) - 出版・読書メモランダム
1996年の2兆6564億円と比べると、1兆円を超えるマイナスであり、この間の定価値上げなども考慮すれば、出版物販売金額は半減したと見なすことができる。
(これは、雑誌も含みます)
一方で、電子書籍の市場は、伸びているようです。
紙の雑誌は厳しそうですが、いわゆる「本」は、電子書籍も合わせると、どうなるのかわかりにくいです。
紙の本が「売れない」理由・原因は、いろいろとあるでしょう。
なぜ、紙の本が売れないのか?その理由・原因いろいろ。
不況。ネットの影響。本を読まなくなった?
などがあるのではないかと言われています。
紙の本が売れないのは、電子書籍が伸びているというのも理由としてはあるのかもしれません。
どれか1つというわけではなく、複合的な影響のようにも思えますし、わたしには根本的な原因はよくはわかりません。
ただ、この傾向が続けば、書店・本屋は減っていくでしょう。実際、書店の数は減っているようです。一方で大型化しているというのもありそうです。
売り上げも書店数も減少続く 「出版不況」の現状は? | THE PAGE(ザ・ページ)
紙の本が売れていた頃と比べると
紙の本が売れていた頃と比べると、おそらく書店で本を買うという機会も減っているのでしょう。 その時期を覚えている人からすれば、本が売れないと感じられるというのはありそうです。
そして、町の小さな本屋は減っている。(ようにわたしには思えますし、これから大型書店もどうなるのかというのはあるのかもしれません。)
そんな記憶なども合わさると、「本」が売れないと言われるのは、実感としても納得できそうです。
だから、「本が売れない」と言われるというのありそうですね。
ただ、電子書籍も含めるのかといった「本」というものの定義が一致していないと、なかなかよくわからない。
危機感を煽っているのか?実際に危機なのか?
こうやって見てくると、危機感を煽っている?のか、それとも実際に危機なのか。
本当に売れていないのか、売れているのか。なかなかわかりにくいところです。
それがわかるのは、今からまた何年か経った頃なのかもしれません。
「本」に電子書籍も含めれば、そこまで売れていないということは最近はないのかもとも、感じます。そして、電子書籍を読む機会が増えていけば、紙の本を読む機会は減っていくのだろうと思います。
日本の人口はここから減っていって、市場全体は縮小するという長いスパンでの方向はあるでしょうが、どこまで減るのか。
「本」が売れない、となぜ言われるのかを考えてみて
実際に紙の本は売れていないのかもしれません。ただ、電子書籍は伸びていそうです。
過去に紙の本が売れていた時期からの郷愁から、「本」が売れないと言われている面もあるかもしれません。
今後、どうなっていくのか。電子書籍が増えていって、紙の本が、少しずつ減っていくのか。おそらくそうなるのだろうと思いますが、そうなっていって、人口も減っていけば、長い目で見ると、書店の数も減っていくのでしょう。
もしくは、今のような書店ではなくなっているのかもしれませんが。
こんな「マクロ」の話?を考えると、全体としてはよくわからないというのを感じました。
知られていないから「本」が売れない?
なぜこんなことを考えてみたかというと、頭の整理もありますが、どうしたら紙の本が売れるのだろうと考えているからです。
紙の本の市場全体としての傾向は、減っているのかもしれません。
そんな中で、どうやると、本が売れるのか?
結局、その本が知られないことには、売れないのかもと思います。
わたしは、こんなビジネス書の紹介をするブログ、メルマガを運営していますが、ここで紹介している本の多くは、多くの人はおそらくほとんど知らないでしょう。知らないものは買えません。
一つの本という話になると、結局、知らないから買わない、売れない、読まれない。というのは大きいのではないでしょうか。
もちろん、知っていても、買わない、読まないというのはあるでしょうけれど、売れている本、話題になっている本は読む、という人もいるでしょうから、やはり知られていないから、本が売れない、読まれない。
そう考えると、知られる努力が大切になりますね。
わたしも、もっと知られる努力をしようと思います。
こんな本を書きました。
三日坊主をやめて、続けられるようになりたい方、続けられるようになって自分を変えたい方。
そんな方に参考になるはずです。読んでみてください。
『1つのことを長く続けられる技術』こばやしただあき - ビジネス書をビジネスのチカラに
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