本を読むことや読書のメリット、意味。本を読む人にとっては、当たり前かもしれませんし、読みたいから読む人も多いと思います。
一方で、いまいち本を読むメリットや読書の意味がわからないという人もいるでしょう。読みたいけれども、もう少し意味などがわかれば読むのに、という方に、わたしにとっての意味やメリットについて書いてみようと思います。
大きく言ってしまえば、「本を読むと学びがある」ということがメリットや意味としては大きいです。
ちなみに、ここでは、ビジネス書や実用書、専門書などの本を、主に念頭に置いています。小説などは楽しんで読むと良いと思うので、楽しいと思えることがメリットですよね。
ビジネス書の新刊の情報は、以下よりどうぞ。
本を読むこと・読書のメリット、わたしにとっての意味
本から考え方・見方を得る
とくに、わたしが感じている本を読むことのメリット。それは、考え方や見方を得ることができることです。とくに、ビジネス書などでは、考え方、モノの見方がわかることは大きいです。
なぜ、本から考え方や見方を得ることが大きいのか。
考え方で、行動が変わります。たとえば、「お金は汚いもの」と思っていたら、なかなかお金は貯まらないでしょう。お金は、「他者への貢献によって得られるもの」と考えると、行動が変わります。結果、成果も変わってくるでしょう。
しかし、自分の考え方や自分がどういう考えをしているかというのを、認識するのは意外とむずかしい。他人の考え方を知って、自分と違うというのを知ると、自分の考えがわかったりします。だから、他人の考えを知るというのはメリットがあります。
しかし、人の考え方は、人それぞれですが、「あなたの考えはどういう考えですか?」と、いちいち聞いて回るのも大変です。本には、その人その人の考え方が書かれている。読書をすることで、人に聞いて回らなくても、考え方を知ることができる、そういうことで、本を読むことのメリットはありますね。考え方を学べるというのは、大きいです。
読書をして、本から知識やノウハウを得る
また、本から知識やノウハウや方法を得るということもありますね。これも、ビジネス書では大きいでしょう。自分で一から考えて、適切な方法を見つけるというのは時間がかかります。うまくいっている人の方法を知ることができれば、時間の短縮ができるでしょう。
これは、真似るということとつながっていますね。学ぶの語源が真似るにあると言われたりするように、真似ることで上達するというのはあります。そういうことからも、読書をして、本からノウハウを得て、自分でやってみて、さらに改善すると、成果が出やすいですね。知識やノウハウを本から学べます。
もちろん、うまくいっている人の方法を行うことが、必ずしもうまくいくとは限りません。参考にしつつ、自分なりに工夫していくというのが大切です。それでも、ゼロから考えるよりは良いですよね。ここも大きなメリットでしょう。
専門的、学問的な知識を得やすい
専門的、学問的な知識も得やすいですよね。テレビなどでもたとえば専門家が「白熱教室」などをしていますが、あまり多くはありません。
本は、専門的、学問的な知識が得やすいです。これは、わたしにとっては大きいです。大まかなところは、いろいろなところで学べますが、専門的なことは、細かいので、なかなか学ぶことができないですね。本は、専門的、学問的なことが学びやすいと思います。
ここは、他のモノから学ぶのとは違って、本を読んで学ぶメリットとして大きいですね。これは、本の歴史とも関係しているのかもしれません。出版は、教育関係が多かったというのがありますから。
わたしは、脳関係と宇宙物理学などがおもしろいなと思っています。さすがに、このあたりは、テレビだけなどだと物足りないところがありますよね。
本・読書での疑似体験
経験や体験は大切と言われます。そこから学ぶことは、「リアル」なことでしょうから、本物で、そして、役に立ちやすいからということがあるでしょう。
そして、本には、他人の経験や体験が書かれています。警察官や教師、俳優、スポーツ選手、などなど、様々な職業や経験をしている人が書いたものが本では読むことができます。
あくまで疑似体験ですが、多くの違った人の人生をあたかも「体験」できて、そこから学んだり感じたりすることができるのは、おもしろいですよね。自分の人生は、自分しか経験し得ないものですが、読書によって他者の経験もある程度知ることができる。体験しないとなかなか知り得ないことが、本で知ることができるということです。
他人の人生を「疑似体験」できるというのも、本を読まないと、なかなかできないことではあるでしょう。
再読して、できていないことを確認する
また、本を再読して、できていないことを確認するということもやっています。こうすることで、再発見もありますし、できていないことをできるようにしていくということもできて、改善につながります。
本から学んだことを、活かせているかを考えるということです。
本は、再読する、読み返すというのが簡単ですね。
他の媒体や方法などだと、なかなかこれがやりにくいところがあると思います。再読しやすいのは、他の媒体と比べると、本のメリットがあるところですね。
テレビなどの映像は、また見るというのは、なかなかやりにくい。該当の部分を見つけにくいところがありますよね。本も見つけるのがむずかしいところはありますが、このあたりは、付箋を貼るなど工夫しておけば良いかなと。
本を読んでいる人と本の話ができる
本を読んでいないと、本を読んでいる人と、共通の会話のネタが一つ減ります。
読書が趣味、本をよく読む、そういう人とは、同じような会話ができたりします。
会話で困るのは、共通の話題がなかなかないことだったりしますよね。お互い同じ本を読んでいれば、話が弾んだり、すぐに理解できたりもしますね。たとえば、アドラーの教えを『嫌われる勇気』で知っている人とは、「共同体感覚」ということをあまり説明しないで理解できたりするかもしれません。
【感想】『幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII』岸見一郎,古賀史健
また、参考になる本を教えてもらえうこともできますよね。
これらは、本でなくてもできるけれど
ここまで書いてきた、本を読むことのメリットは、本でなくてもできます。読書をしなくても、できることでもありますね。本に近いというか、マンガなどでもできますし、最近では、マンガでわかる本というのが増えています。映画やテレビ、雑誌、新聞、その他のメディア、そしてブログなど、どういうことからでも、学ぼうと思えば学べます。
ただ、あまりポイントが「明示されていない」。わかりにくいところがありますね。本に比べると、学びにくいでしょう。
わたしは、結構映画もテレビも好きですが、選んで見ています。時間がかかるからです。2時間のテレビや映画より、本1冊のほうが濃いというかわかりやすいなどの理由から「効率的」だったりします。
わたしは、あまりメディア・媒体にはこだわりはありません。テレビを見ない人、新聞を読まない人もいますが、わたしは、どれも見ますし読みます。それらを比較すると、本がある意味手軽で、「コストパフォーマンス」も高いかと思います。
テレビやネットは「無料」なので、それを活かせれば、かなりコスパは高いでしょうけれど、わかりにくいところがありますよね。
どのメディア・媒体でも良いのですが、 本は比較的、こういったことがしやすいかなと思っています。とくに、考え方や専門的・学問的なことを知るには良い「媒体」ですね。
わたしにとっての、本を読むことの意味や読書のメリットは、こういったところです。