ウケるアイデアの5原則・あなたのアイデアをカタチにするには?『企画は、ひと言。』
発想力があると、仕事で問題解決をしやすいと思います。
例えば、売上が落ちた。何か売上げアップのアイデアがあって、実行できれば、売上を回復するなどできるでしょう。
そういうアイデアを発想して、人に伝わりやすくすると「企画」というものになると思います。そして、会社で企画が通れば、実際のプランニングや行動に移っていきますよね。
企画が通らないと、アイデアがあっても仕事では、なかなか形にならないでしょう。
というわけで、アイデアや企画について書かれている『企画は、ひと言。』を再読しました。
本書の内容をひと言で言ってしまえば、本のタイトルにあるように、受ける企画、通る企画というのは、「ひと言」で言えるものだということです。
たしかに、そうだと思う人も、それは違うと思う人もいると思います。このあたりが気になる方は、本書を読んでみてください。
ウケるアイデアの5原則
原則1 トンガリ幻想は捨てよ
原則2 「ベタ(定番)」の力を利用せよ
原則3 「ベタ」に「新しさ」をプラスαせよ
原則4 「ベタ」と「新しさ」の理想のバランスを目指せ
原則5 ヒットのカタチをつかめ
「ベタ」なアイデアに、「新しさ」をプラスすると、ウケるアイデアになるということです。
本書の著者の石田章洋氏は放送作家の方なのですが、『TVチャンピオン』は、「全国大食い選手権」という番組に、これまであまり注目されてこなかった才能をプラスアルファした企画として考えられたそうです。
今受けているもの、もしくは過去に受けたものに、新しさをプラスする。こうすることで、ウケる企画、通る企画になりやすいということです。なぜなら、ウケた企画には「過去の実績」があるわけで、そこに新しさが加われば、ウケる可能性があると思われやすい。こういうことですね。
「ウケた企画にプラスする」から「自分の企画にウケた企画をプラスする」
つまり、過去にウケた企画に、新しさをプラスすると、またウケる企画、通る企画になるということです。
だとしたら、自分がやりたいことがあったとして、そこに過去にウケた企画をプラスするという逆方向の発想をしても良いはずでしょう。単に、自分がこれは行ける!と思ったアイデアや企画ではなくて、こういうことが流行っている、もしくは、過去に流行っていた、ということをプラスしてみる。 こういう方法もありのように思えます。
ただ、どちらにしても、「バランス」というか組み合わせの妙が必要でしょう。これはおもしろいと思ってもらえるような「組み合わせ」にすることが大切でしょうし、ただおもしろいものとおもしろいものを組み合わせただけだと、「パクリ」と思われて飽きてしまうかもしれません。
ゲームですが、「パズドラ」などは、パズルとRPGというありそうでなかった組み合わせがウケたわけで、こういう組み合わせを見つけられると、大きなヒットにつながるわけですね。
企画をひと言で言うには?
本書は、こういったことが書かれているわけですが、では、こういうアイデアや企画をひと言で言うと、どうしたら良いかということも書かれています。
ここが、この本の肝だと思うので、気になる方は読んでみてください。
ウケるアイデアや企画を作った。それが認められる、そういう企画が広まる、そういうときに、ひと言だと良いのですよね。長いとなかなか覚えてもらえないので。
ということで、企画をひと言で言いたい方は、どうぞ。