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『生き方ー人間として一番大切なこと』稲盛和夫。人生の方程式。【書評・感想】

『生き方』稲盛和夫

京セラ創業者の稲盛和夫氏の著書です。

『生き方』ということで、まさに稲盛和夫氏が考える生き方について書かれています。自分の生き方を考えたい方が読むと、生き方や、人生、仕事との向き合い方などいろいろと考えさせられる一冊です。

副題に、「人間として一番大切なこと」とあります。人間としてどう生きるのか。生き方を考えたい方は読んでみると良い本ですね。

わたしが、何度も再読している本の中の一冊です。読むたびに、考えさせられます。

生き方 [ 稲盛和夫 ](楽天ブックス)

『生き方』稲盛和夫(honto)

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

  • 作者: 稲盛和夫
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本
 

刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラー!二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊。夢をどう描き、どう実現していくか?人間としてもっとも大切なこととは何か?――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏などトップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、「究極の人生論」。

 

簡単にではありますが、本書『生き方』稲盛和夫の内容や感想などをまとめておきたいと思います。 

『生き方』の目次

プロローグ(混迷の時代だからこそ「生き方」を問い直す
魂を磨いていくことが、この世を生きる意味 ほか)
第1章 思いを実現させる(求めたものだけが手に入るという人生の法則
寝ても覚めても強烈に思いつづけることが大切 ほか)
第2章 原理原則から考える(人生も経営も原理原則はシンプルがいい
迷ったときの道しるべとなる「生きた哲学」 ほか)
第3章 心を磨き、高める(日本人はなぜその「美しい心」を失ってしまったか
リーダーには才よりも徳が求められる ほか)
第4章 利他の心で生きる(托鉢の行をして出会った人の心のあたたかさ
心の持ち方ひとつで地獄は極楽にもなる ほか)
第5章 宇宙の流れと調和する(人生をつかさどる見えざる大きな二つの力
因果応報の法則を知れば運命も変えられる ほか)

 

人生の方程式。考え方のベクトルが人生の方向を決める

まず最初にあげたいのは、「人生の方程式」です。つまり、プロローグで紹介した「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式で表される法則です。この式のなかでもっとも重要なのは、「考え方」というファクターです。

 

人生の方程式。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力。

考え方と熱意と能力のかけ算が、人生や仕事の結果になる。こういうことです。

そして、とくに考え方が大切ということです。これは、考え方にはマイナスがあるからです。

熱意や能力がどんな優れていても、「悪」を行いたいと考えている人は、結果がマイナスになる。こういうことがあるので、考え方がとくに大切というわけです。

 

生き方は、考え方で変わってくる

生き方は、考え方で変わってくる。これは、いろいろなところで言われていることです。人間は、たいてい自分が考えたとおりに動きますから、その考え方で生き方は変わりますよね。

だから、生き方では、考え方が大切ということです。

もちろん、熱意や能力、大切でしょう。ただ、それは、そう簡単には伸ばせないというのがあると思います。時間をかけて伸ばしていくことが必要です。

 

しかし、考え方は、一瞬で変えられますし、選べますよね。 変えようと思いさえすれば。

これまで、悪事を働いたとしても、これからは、人のためになることをしようと思うことはできます。自分が決めればいいだけですから。

能力は、伸ばすと決めても、すぐには伸びないでしょう。時間がかかります。

だから、どう考えるか。考え方は、生き方において、とても大切なことになるわけです。

 

生きる姿勢、人格

たとえば、生き方において考え方がどう大切かというと

ここでいう考え方とは、生きる姿勢、つまり哲学や思想、倫理観などのことであり、それらを包含した「人格」のことでもあります。謙虚という徳もその一つに数えられるでしょう。その人格がゆがんでいたり、邪なものであれば、いくら能力や熱意に恵まれようがーーいや恵まれているほどーーもたらされる結果の「負」の値は大きくなってしまうのです。

こういうことです。

生きる姿勢・考え方が、マイナスだと、結果もマイナスになる。こういうことです。

 

生き方は心磨き

だとすると、どういう考え方をすると良いのでしょうか?それは心を磨くことだということです。

考え方は、心なので、心を磨けば良い。

生き方は、心磨きというわけです。

では、どうしたら、心は磨かれるのでしょうか?稲盛氏は、以下のように言っています。

日々の労働によって心は磨かれる

私たちが自分の人間性を向上させたいと思ったとき、そこにむずかしい修行などは必要ありません。ただ、ふだんの暮らしの中で自分に与えられた役割、あるいは自分が行うべき営為をーーそれを会社の義務であろうと、家事であろうと、勉学であろうとーー粛々と倦まず弛まず継続していくこと。それが、そのまま人格練磨のための修行となるのです。

 すなわち、日々の労働の中にこそ、心を磨き、高め、少しでも悟りに近づく道が存在しているということです。

毎日の労働の中で、心は磨かれるということです。

これは、日々の生活の中で、とも言えると思います。それは、趣味であろうと、仕事だろうと、自分が心を磨こうと思えば磨けるということです。

結局、生活の中でやることすべてで、心や考え方、人格は磨ける。

そう考えると、生き方として、心を磨くには、生活にどう向き合うかなのではないでしょうか。日々の生活で、どう考えて向き合うか。ここが、考え方を変えて、心を磨いていく場となる。こういうことですね。

 

ちなみに、働き方については、稲盛和夫氏は、こちらの本に詳しく書いています。

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」稲盛和夫【感想書評】

働き方 [ 稲盛和夫 ](楽天ブックス)

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

  • 作者: 稲盛和夫
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2009/04/02
  • メディア: 単行本
 

  

生き方は、考え方で変わる

繰り返しになりますが、生き方は、考え方で変わるところが大きい。

仕事は、食べるためにやる。そう考えれば、そうなるでしょう。仕事は、自分の人格を磨くため、人の役に立つためにやる。そう考えれば、そこに近づくでしょう。

趣味でも遊びでも、これは同じだと思います。

やることすべて、考え方で向かっていく方向が変わっていく。

どういう人生を生きたいのかを考えて、自分の考え方を選ぶ。生き方では、ここが重要になるわけです。 

 

『生き方』稲盛和夫

生き方 [ 稲盛和夫 ](楽天ブックス)

『生き方』稲盛和夫(honto)

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

  • 作者: 稲盛和夫
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本
 

生き方。人生。

簡単に語れるものではないかもしれません。経験していく中で、生き方がわかっていく。そういうこともあるでしょう。

一方で、「生き方」をわかっていれば、大切なことを大切にすることができて、より良く生きることができるはずです。 

すべてが本書のとおりと思うことはないと思います。しかし、人生の方程式にあるように、考え方で生き方が変わってくるとしたら、どういう考え方があるのかを知っておくと、人生の方向性が変わることでしょう。そして、きっと、人生の結果も変わってくる。向かう方向が違えば、同じ結果にはならないでしょうから。

そういう意味で、この稲盛和夫氏の『生き方』は、読んでおきたい一冊ですね。

 

経営者や起業したい方は、こちらの『京セラフィロソフィ』を読んでみると良いと思います。書かれていることの基本は同じですが、稲盛氏が京セラの哲学として書かれているので、より経営者として、どうやって経営していくかということがわかります。 

京セラフィロソフィ [ 稲盛和夫 ](楽天ブックス)

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

  • 作者: 稲盛和夫
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: 単行本
 

ビジネスパーソンであれば、『生き方―人間として一番大切なこと』を、まずは読んでみると良いですね。

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