話すのが苦手。コミュニケーションが苦手。
苦手な人は、いろいろと改善したほうが良いところはあるのでしょうけれど、たくさんのコツを言われても、何から始めたら良いかがわからない。頭が混乱するというのがあると思います。
そういう人が、まず意識するとよい2つのポイントがあります。
その2つとは、
ゆっくりめで話す
大切なことを話す
です。
速く話すと理解しにくい
速く話すと、相手は理解しにくいです。情報量が多すぎて、ついていけないということになり兼ねません。
お互い、何を話しているのか、話題が飛んでしまって、わかりあえないということになってしまうこともあるでしょう。
コミュニケーションが得意、話すのが得意な人であれば、話題豊富に、あっちこっちに話が飛んでも、上手に会話を進めることができるでしょう。それで理解もしあえたりするのだと思います。
しかし、苦手な人には、それは応用編というか、上級者編のように思えます。
大切なことをゆっくりめに話す
だから、ポイントをしぼって、そのポイントをゆっくりめに話すと、自分が言いたいことが伝わりやすいです。
あまりにゆっくりめにしすぎると、相手をイラつかせてしまうことになるでしょうから、あくまで少し遅いぐらいです。
大切なことを、ゆっくりと話す。
ここだけを意識して、会話をすれば、自分も相手も混乱しにくくなります。あとは、相手次第のところはありますが、こちらがペースをゆっくりにすれば、たいていの人は、話すペースを合わせて、ゆっくり話してくれるようになるでしょう。
もし合わせてくれないのであれば、大切なことをゆっくり話したほうがお互い理解しやすいということを伝えて、ゆっくり話してみるというのもありです。
情報を少なめに伝える
いずれにしても、人間の脳は、短期記憶としては、それほどたくさんの情報を蓄えておくことができません。だから、過去の会話について、「言った、言わない」という言い争いが起こったりします。
文章と違って、元に戻って、確かめるということもしにくいでしょう。
そうなると、早口で話して情報量が多くなると、何を話題にしているのか、どこが重要なのかがわからなくなります。情報量が多くて、脳が混乱してしまう。
だから、コミュニケーションがなかなかうまくいかない。
そうならないように、ゆっくり話す、ということを意識すると、脳に情報が記憶されやくなるわけです。
少ない情報だけれども、大切なことが伝わる
と、書きましたが、わたしも、こういうことをとくに強く意識し始めたのは、今年の春ぐらいからでした。
わたしはもともと早口ではないとは思いますが、発信する情報量が多いと、お互い伝わらないという感じが残るなどしていました。逆に、大切なことを、ゆっくりと話すようにすると、伝えられる情報量は少ないですが、大切なポイントは伝わります。
少ない情報だけれども、大切なことが伝わるので、伝わった感じをお互い持ちやすくなります。
(ブログの場合は、いろいろな理由から全体としてそれなりの長さの文章が好まれるところがありますが。それでも、一文は短めのほうが良いでしょう。一文が長いとわかりにくいですから。)
伝わらないから、情報量を少なくする
伝わらないと、相手にわかってもらおうと、たくさん伝えようと、早口になって情報を増やしたくなる。しかし、これは逆効果で、相手を混乱させてしまうかもしれません。コミュニケーションに時間もかかるでしょう。
たくさん伝えても、混乱させてしまうのであれば、伝わらないから、大切なことだけを伝える。
そのために、ゆっくり話す。
ゆっくりめで、大切なことを話す
とここまで書いてきましたが、つまり、
ゆっくりめで、大切なことを話す
と、大切なことが伝わりやすく、相互理解しやすくなるということです。
というわけで、どうも話が伝わっていない、理解できないというときは、ゆっくりめで、大切なポイントを、お互い話すように心がけてみると、変化を感じることができると思います。
元ネタは、こちらの本からで、実際に試してみると、たしかにそういうところがありました。他にも、コミュニケーションを改善する方法が紹介されているので、興味がある方は読んでみてください。
心をつなげる 相手と本当の関係を築くために大切な「共感コミュニケーション」12の方法
- 作者: アンドリュー・ニューバーグ,マーク・ロバート・ウォルドマン,川田志津
- 出版社/メーカー: 東洋出版
- 発売日: 2014/02/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
(大切なことがわからないというのもあると思いますが、そこは、自分が大切と思っていることを考えて話すということになりますね。)