戦略。
わかりにくいことの一つではないでしょうか。
もう少し戦略について知りたいので、戦略の本を読んだりしています。
『古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則』を読んだので、ご紹介します。
古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則
- 作者: 鈴木博毅
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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戦略というものは、戦争から来ているものです。本書では、古代から現代までとタイトルにあるように、孫子から現代の戦略までを簡単にわかるようにまとめてある一冊です。
本書を一冊読めば、戦略のおおよそがわかるようになっています。
『戦略の教室』目次
第1章 勝敗を分けるリーダーシップ戦略
第2章 戦況を決定づける軍事戦略
第3章 生産力を最大化する効率化戦略
第4章 組織の限界を突破する実行力戦略
第5章 突出した成果を出す目標達成戦略
第6章 ライバルに勝利するための競争戦略
第7章 問題を解決するフレームワーク戦略
第8章 強い組織をつくるマネジメント戦略
第9章 ルールを変えるイノベーション戦略
第10章 新たな生態系を生み出す21世紀の戦略
本書は、10章からなっていて、こういった戦略が紹介されています。孫子、ナポレオン、マキアベリ、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート、トム・ピーターズ、ジム・コリンズ、ドラッカー、ランチェスター、ポーター、チャン・キム、マッキンゼー、BCG、コトラー、ミンツバーグ、ハメル、クリステンセン、ゴビンダラジャンなどの戦略がまとめられています。
戦略を使う
有名な戦略をほぼ知ることができるので、この中から、自分や自社に合っている戦略を使ってみると良いのだと思います。
使えそう、使いたい戦略は、さらに詳しく学んでみるというのもありでしょう。
戦略を計画ではなく実践から生み出す
「戦略プランニングでは「行動するために思考する」のですが、現実世界では逆に「思考するためにあえて行動する」ことが必要なときもあるのです。」(p.238)
戦略、計画。大切です。
ただ、実行してみないことには、うまくいくかはわかりません。
走りながら考えるなどと言います。考えながら走る。走りながら考える。
計画して実行して、その実行の結果からまた考える。戦略と実行。相互作用なのだと思います。
状況こそが、常に最善手を決める
マキャベリの『君主論』から学べる一つの要素が、状況こそが、最善手を決めるということだそうです。
状況に合っていないと、戦略を立てていても、そしてそれをキッチリ実行しても目標を達成する可能性は低いでしょう。状況判断がまずあるというのがありますね。
そのうえで、戦略を知っていると、どの戦略を選ぶと、成功確率を上げることができるか、を考えやすくなるでしょう。ということで、こういう戦略のまとめてある本を読む価値は、そういうところにあるでしょう。
状況に合った戦略・計画を立てるために、いろいろな戦略を知って、使うために、手元に置いておくと便利な一冊だと思います。
古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則
- 作者: 鈴木博毅
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/08/29
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