仕事時間が長くなってしまう。そういうのはありますよね。
仕事が好きで、1日じゅう仕事をしたいという人でなければ、なるべく短時間で仕事は終わらせたいというのはあるのではないでしょうか。
しかし、なかなか終わらないために、帰れない、というのがありますよね。なぜ仕事の時間が長くなってしまうのか、いくつか理由を書いてみようと思います。他にもあると思いますが、まずは、リストアップして、それらを改善していくということが、労働時間の短縮につながるというのはあるでしょうから。
もっとこういう理由があるとか、こうしたら短くなるというのがあれば、お知らせください。
残業・仕事時間が長くなってしまう理由7つ。長時間労働を減らすには?
1人当たり仕事量が多い
1人あたりの仕事量が多いと、仕事時間が長くなってしまいますよね。適切な仕事量になっていない。
2人分の仕事を1人で行うといったことになったら、どうしても労働時間は長くなってしまうでしょう。1人あたりの仕事量が増えるのは、季節的なことなどもあるでしょうし、リストラで人が減るなどもあるでしょう。
適切な仕事量を把握できているかどうか。そして、人員を補充できるかどうかというところですね。
仕事を頼まれて仕事が増える
自分の仕事以上に、仕事を頼まれて増える。こういうのは、ありますね。そして、たいていこういう仕事は、そこまで重要でなかったりもしますよね。
そもそも、重要な仕事なら、きちんとできる人に割り当てるわけで。
いずれにしても、仕事を頼まれて、仕事が増えて、労働時間が長くなるこういうことはあるでしょう。
そうなると、今ある仕事をやりながらになるでしょうから、労働時間は長くなりますよね。
もっと良くしようと思うから
また、もっとより良くしたいから、と、時間をかけるというのはありますね。頑張り屋さんや真面目な人に多いかもしれません。
これ自体は良いと思います。良い仕事をしようと思っているわけですから。
ただ、こだわり過ぎてしまうと、時間はかかりますよね。そして、それが成果につながっていないとしたら、ちょっと残念です。
このあたりは、時間を考えると、どこまで良くするかは考えたいところですよね。
会議が多い・長い
会議が多かったり、長かったりすると、やはり仕事時間は長くなりますよね。
そして、ちょっとしたミーティングも多くなったり、長くなったりすると、やはり労働時間は長くなりますね。
会議は短く、少なくしたいものです。必要最低限で仕事ができるようにしておく。こういうことが、会議に時間を取られないコツでしょう。このあたりの見極めが肝心ですね。
余計な仕事が多い
これはほんとうに必要なんだろうか?というタスクや仕事が多いと、それらに時間をとられるというのはありますね。
会議が最たるものだと思うところはありますが、読まなそうな書類を回すとかそういうのもありますよね。こまごまとしたことで、不要な仕事があったりすると、時間を取られます。それらは減らしたいですね。
集中できない
また、作業に集中できない環境などもあるでしょう。周りがうるさいとか。上司がタイミングを考えないで、呼び出すとか。
部下は、上司のタイミングを考えますが、上司が部下のタイミングを考えるというのは、意外と少ないように思います。
ある会社では、「集中タイム」をつくるようにしていたりしますね。集中できる時間をつくるというのは、効率などを考えたら、大切でしょう。
短くしようと思っていないから
労働時間を短くしようと思っていない。そうだとしたら、仕事は効率的に行えないというか、今の仕事より減らないでしょうから、労働時間は長くなるでしょう。
時間は、モノの整理と似ているところがありますね。モノも減らそうと思わないと、いつの間にか増えてきてしまって、汚くなっているというのはあります。
時間も、タスクを減らそうと思っていないと、増えていくことになりやすい。
だから、仕事は減らすと思っていないと、労働時間は長くなりがちでしょう。意識の問題でもありますが、労働時間を短くしようと決めないと、長くなっていってしまうというのはあります。
短くすると決めて、どうやると短くできるかを方法を考えて、実行したいですね。
残業代が欲しい
ここまでの話と少し違うかもしれませんが、お金が欲しいから残業する。だから、労働時間が長くなる。こういうこともないことはないと思います。
別に働きたいわけではないけれども、残業すれば、その分、給料は増える。そうなっていると、やはり長時間働くことがインセンティブになる人もいるでしょう。
同じことを短時間でできるようにしたら、お金がもらえるというように、逆にしておかないと、労働時間が長くなる要因にはなってしまうというのはありますよね。
あとは、なんだかんだで、家に帰りたくないというのもあるかもしれませんね。
周りに気を使う
同僚や上司より、先に帰れない。気を使う。こういうのはないことはないのでしょうね。
こういうのは、その職場の風土だったり、残業の量などによるのでしょうけれど、先に帰ったほうが優秀とか、そういうふうにすると良いのかよくわかりませんが、周りが働いているのに、自分だけ帰るのが悪いという気持ちはわからなくはないですね。
分担をもう少しうまく行って、協力できると良いのでしょう。このあたりは、上司の仕事のように思うのですが、意外とやらない上司も多いように思います。
成果が定義されていない・目的と目標・方法が曖昧
成果が何かがはっきりしていない。目的と目標、そしてそれらを達成する方法が曖昧。
こういうことが、長時間労働には大きな原因になっていると思います。
これらをはっきりさせておく。とくに、達成する方法がわかっていないと、どんどん時間が増えていくというのはありますね。デスマーチになってしまう。目標・目的地・終わりが決まっていないから、いつまでも時間が長引くというのもある。
これができたら、あとは、必要な仕事量を行う時間がどれだけなのかを見積もって、実際に行えるかどうかですよね。時間の見積もりの精度の問題になりますね。
長時間労働をやめるには?
長時間労働をやめる。 意思決定と方法が、ポイントになりますね。
長時間労働をやめるには? - ビジョンミッション成長ブログ
以前も、長時間労働をやめるには?ということについては、簡単に書きました。
まずは、長時間労働をやめると決めること、意思決定すること。
そして、どういう方法があるか考えて、実行することでしょう。
長時間労働をやめると決めないことには、方法は考えないですから、労働時間は短くならないというのはありますね。なぜ、長時間労働をやめるのか。成果を上げるには、効率が大切だからです。疲れていたら、良い仕事はできないですし、長時間で勝負をしていると、付加価値が高まっていきにくいからです。
『労働時間革命 残業削減で業績向上! その仕組みが分かる』小室淑恵【書評】
「長時間労働は「勝つための手段なのだから働き方を変えるなんて無理」なのではなく、長時間労働は「負けている原因なのだから、今すぐに変えないと永遠に勝てない」のです。」(p.25)
『労働時間革命 残業削減で業績向上! その仕組みが分かる』小室淑恵【書評】 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こんなふうに長時間労働が、負けている原因になっているということに気がついて、短時間で成果をあげられるようにすることが必要だと考えないことには、労働時間は減らないだろうと思います。
あとは、方法ですよね。個別の方法は、いろいろあると言えばありますね。ただ大きなところから考えて減らさないと、なかなか減らないというのもあります。
大きなところと、小さなところ。それらを考えて、効率化するということになりますよね。
仕事時間が長くなる、長時間労働になってしまう理由は、他にもあるでしょうけれど、こうやって分析してみて、対策を考えて実行すれば、少しかもしれませんが、短くはなるはずです。
でも、こういうことをやろうと思わないと、やらないんですよね。まずは、長時間労働をやめたいなら、やめると決めて、そこからどうやるか方法を見つける。こういうことなのだと思います。