AirPods Proが発売されました。
AirPods Proは、ノイズキャンセリング機能を搭載するなど、改善されています。
AirPods Proが発売。主なスペック。ノイズキャンセリング。IPX4の耐汗耐水。シリコン製イヤーチップ採用 - ビジョンミッション成長ブログ
気になるのは、似たようなソニーのワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン、WF-1000XM3ですよね。
以前、AirPodsとWF-1000XM3の比較記事を書きました。
AirPodsとWF-1000XM3、どちらがいいか?比較。仕様スペック。良いところ、いまいちなところ
また、AirPods Proは入手していませんが、スペックや機能の比較をしておきたいと思います。
↓ 購入しました。開封写真と簡単なレビューです
AirPods Pro購入。開封写真。iPhoneとのペアリング。簡単な感想・レビュー
AirPods ProとWF-1000XM3とのスペック、機能比較
まずは、AirPodsとWF-1000XM3の主なスペックについてまとめておきます。
AirPods Proの主なスペック
オーディオ テクノロジー | アクティブノイズキャンセリング 外部音取り込みモード アダプティブイコライゼーション 均圧のための通気システム 専用の高偏位Appleドライバ 専用のハイダイナミックレンジアンプ |
センサー | デュアルビームフォーミングマイクロフォン 内向きのマイクロフォン デュアル光学センサー 動きを感知する加速度センサー 音声を感知する加速度センサー 感圧センサー |
チップ | H1ベースのSiP(System in Package) |
コントロール | 1回押して再生、一時停止、電話に応答 2回押して次の曲にスキップ 3回押して前の曲にスキップ 長押しでアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替え 「Hey Siri」と話しかけるだけで、曲の再生、電話の発信、経路のチェックなどの操作が可能 |
耐汗耐水性能 | 耐汗耐水性能(IPX4) |
サイズと重量 | 高さ:30.9 mm 幅:21.8 mm 厚さ:24.0 mm 重量:5.4 g |
ケースのサイズと重量 | 高さ:45.2 mm 幅:60.6 mm 厚さ:21.7 mm 重量:45.6 g |
充電ケース | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応 |
バッテリー | AirPods Pro 1回の充電で最大4.5時間の再生時間(アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間) 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間 AirPods Pro with Wireless Charging Case 24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間 充電ケースでの5分間の充電で約1時間の再生時間、または約1時間の連続通話時間 |
通信機能 | Bluetooth 5.0 |
同梱物 | AirPods Pro Wireless Charging Case シリコーン製イヤーチップ(3サイズ) Lightning - USB-Cケーブル マニュアル |
WF-1000XM3の主なスペック
イヤホン
重量:約8.5 g×2
型式 密閉, ダイナミック
ドライバーユニット 6mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用)
電源 DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池
充電時間 約1.5時間
充電方法 USB充電(ケース使用)
電池持続時間(連続音声再生時間) 最大6時間(NC ON)/最大8時間(NC OFF)
電池持続時間(連続通話時間) 最大4時間(NC ON)/最大4.5時間(NC OFF)
電池持続時間(待受時間) 最大9時間(NC ON)/最大15時間(NC OFF)
Bluetooth
通信方式 Bluetooth標準規格 Ver.5.0
出力 Bluetooth標準規格 Power Class
最大通信距離 見通し距離 約10m
使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
対応Bluetoothプロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデック SBC, AAC
対応コンテンツ保護 SCMS-T
伝送帯域(A2DP) 20Hz - 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
カラー プラチナシルバー、ブラック
これだけ見てもよく分からないかもしれませんね。
価格は、WF-1000XM3が安い
まず、一番わかりやすい価格から
AirPods Pro:27,800円(税別)
WF-1000XM3:25,800円(税別)
となっていて、WF-1000XM3のほうが安いです。家電量販店では、ポイントもついて、WF-1000XM3のほうがさらにお得でしょう。
ノイズキャンセリング機能
AirPods Proも、WF-1000XM3も、ノイズキャンセリング機能が搭載されています。
WF-1000XM3は、たしかに、少し周りの音が減るという感じがあります。
AirPods Proは、毎秒200回ノイズキャンセリングを調整するということで、どこまでなのか。
まだわかりませんが、同程度ではあるのかもと期待しています。
外音取り込み機能
外音取り込み機能は、AirPods Proにも、WF-1000XM3にもありますね。
AirPods Proはイヤホンを長押しすると外部音取り込みモードに切りかえることができるということです。
WF-1000XM3は、外部音取り込むレベルを調整できて、歩いている時や走っている時などユーザーの状況に応じて取り込みレベルを自動調整できる「アダプティブサウンドコントロール」があります。
自動で調整してくれるというのは便利です。
そういう意味では、WF-1000XM3のほうが外音取り込み機能は良いかもしれません。
対応コーデック
対応コーデックですが、WF-1000XM3は、SBC, AACです。
AirPods Proは、まだわからないようですが、AirPodsと同様なら、SBC, AACですね。
このあたりは、同等なのかもしれませんね。
イコライザー
AirPods Proの「アダプティブイコライゼーション」機能は、耳の形に合わせて音質を自動調整するということですね。
H1チップで判断して、何かしてくれるのかもしれません。
WF-1000XM3は音質に調節するイコライザー機能があります。スマホのアプリから変更できます。
ボーカルを優先にするなどがありますね。
WF-1000XM3のほうが、自分好みにカスタマイズができます。
イヤホンの重さ
AirPods Proは、5.4グラム
WF-1000XM3は、8.5グラム。
これは、AirPods Proが軽いですね。やはり軽いほうが良いので、これは、AirPods Proが良さそうです。
WF-1000XM3は、ちょっと重い感じがあります。
ケースのサイズ、重さ
AirPods Proのケース:高さ:45.2 mm 幅:60.6 mm 厚さ:21.7 mm 重量:45.6 g
WF-1000XM3のケース:高さ:53.9 mm 幅:78.9 mm 厚さ:28.7 mm 約75グラム
AirPods Proのケースのほうが小さくて軽いですね。
バッテリー持続時間
AirPods Proは、イヤホンだけで最大4.5時間、ケースを含めて24時間使用できます。
WF-1000XM3は、イヤホンで最大6時間、ケースを含めてAirPods Pro同等の24時間使用が可能ということです。
WF-1000XM3の方が1.5時間長く再生できますね。
AirPods Proの急速充電は5分間の充電で1時間再生できる。WF-1000XM3は10分充電で90分再生できる。
イヤーチップ
イヤーチップは、AirPods Proは、3つです。
WF-1000XM3は、7つです。
イヤーチップの多さは、WF-1000XM3ですね。
ペアリングの容易さは、AirPods Pro
ペアリングの容易さは、まだ使っていないですが、AirPods Proでしょう。
AirPodsは、Mac、iPad、iPhoneと、すぐにペアリングしてくれます。
ペアリングの容易さは、AirPods Proですね。
WF-1000XM3は、設定が大変でした。
一度設定すれば、それなりに大丈夫なのですが、ときどき、ペアリングしてくれなかったりもしますし。
カラー
カラーは、WF-1000XM3は、ブラックとプラチナシルバーが選べます。
AirPods Proは、ホワイトのみです。
ブラックが選べるのは良いですよね。
WF-1000XM3のほうが、このあたりは良いでしょう。
ワイヤレス充電。充電ケーブル
ワイヤレス充電は、AirPods Proがケースで対応しています。ケーブルは、Lightningでの充電です。
WF-1000XM3は、USB-Cのケーブルで充電です。
ワイヤレス充電をしたいなら、AirPods Proですね。
ただ、ケーブルでの充電は、Lightingになります。USB-Cが良いのなら、WF-1000XM3になります。
耐水性能
AirPods Proは、IPX4相当の耐汗耐水性能があります。
WF-1000XM3は、耐水性能はありませんね。
耐水を考えると、AirPods Proになります。
追記:音は、WF-1000XM3のほうがいい感じだと思う
AirPods Proを購入したので、しばらく音楽を聞きました。
音は、WF-1000XM3のほうがいい感じだと思います。
このあたり好みかもしれませんが、WF-1000XM3は、スマホのアプリで、イコライザーでエフェクトというか変えることができます。
AirPods Proは、今のところ、このあたりはできないですね。
AirPods Proはお手軽でいいところですが、音を好みに変えられないというのは、ちょっといまいちかもしれませんね。
AirPods ProとWF-1000XM3とのスペック、機能比較のまとめ・違い
まとめ
- 価格は、WF-1000XM3が安い
- ノイズキャンセリング機能は、互角?
- 外音取り込み機能は、WF-1000XM3
- 対応コーデックは同じ?
- イコライザーは、WF-1000XM3
- イヤホンの重さは、AirPods Pro
- ケースのサイズ、重さは、AirPods Pro
- バッテリー持続時間は、WF-1000XM3
- イヤーチップは、WF-1000XM3
- ペアリングの容易さは、AirPods Pro
- カラーは、WF-1000XM3
- ワイヤレス充電は、AirPods Pro
- 耐水性能は、AirPods Pro
まとめると、こんな感じですね。
こう見てくると、違いがわかってくるかなと思います。
主な違い
基本的に、Apple製品と使いたいなら、AirPods Pro
軽いのは、AirPods Pro
耐水が欲しいなら、AirPods Pro。
ワイヤレス充電が欲しいなら、AirPods Pro
基本的に、自由度が高いのは、WF-1000XM3
バッテリー持続時間が長いほうが良いなら、WF-1000XM3
ブラックが欲しいなら、WF-1000XM3
少しでも安いのが良いなら、WF-1000XM3
といったところでしょうか。
まだ、実際にAirPods Proを聞いていないので、ノイキャンがどうかというのが気になるところですが、それ以外は、おそらく、こんな感じになりますね。