批判。
批判されてうれしいという人は、あまりいないのではないでしょうか。しかし、批判してしまうというのはありますね。
批判して、うまくいくなら良いのですが、単に「ダメだ」と言うだけでは良くならないということは、よくあることです。また、人間関係が悪くなったりするかもしれません。
何かを改善したいのであれば、批判よりも、もっと良い方法があるのではないでしょうか。ということで、この記事では、このあたりを書いてみようと思います。
もっと良い方法などあれば、お知らせください。
批判しないで「改善する」には?
より良い案を提案する
まず、ひとつ目の方法としては、より良いと思われる案を提案すると良いですよね。
たとえば、勉強時間を増やしたほうが良さそうな人には、「勉強していなくてダメだ」とか言うのではなくて、「1日30分勉強時間を増やしたら」と言ってみるとかですね。
できそうなところのより良い案を伝えられると良いですよね。そして、そのメリットや行動しないデメリットも伝えると、やってみようかと思うのではないでしょうか。
別の例で言うと、売上を増やすために、今までの方法ではダメだと思うなら、もっと売上を増やせる方法を提案する。ウェブを使っていないなら、ウェブでの販促などを提案するとかでしょう。
そして、小さくても良いので、実際にやってみて、うまくいくことを見せる、体験してもらうというのが一番良いですよね。 結局、結果を見せるのが、説得力は高いですから。
質問する
提案できると良いのですが、なかなかよいアイデアがないというときもあるでしょう。
そういうときは、質問すると良いでしょう。
たとえば、「この方法だと、◯◯ということが起こると思うのですが、どうでしょうか?」といった感じですね。売上を増やす例で言うなら「これまでの売上と変わらない結果になってしまわないでしょうか?」といったところでしょう。
そして、一緒に考える。考えてダメなら、誰かできている人に聞きに行くと良いですね。
いずれにしても、良い案を提案できないなら、質問して一緒に考えると良いですね。
自分でやってしまう
ここまでは、他人に対してどうするかということでしたが、小さいことなら自分でやってしまって、成果を出してしまうほうが速いというのはありますね。
売上を増やす例で言うなら、ウェブで勝手に売るというのはむずかしいかもしれませんから、似たような商品の売上を調べるとかしてみると良いですよね。
結果が出ているものから考えたら、結果が出るかもと思われるというのはありますから。
交渉する感覚
こういったことは、仕事では、やっている人は意外といると思います。
上司やお客様に、批判しないで提案するというのは、サラリーマンなら、結構やっていることなのではないでしょうか。
子供でも、こういうことをする子供はいますよね。
「勉強するから、おもちゃを買ってくれ」と言ったりする。批判するより交渉するという感じです。
批判することで、何を得たいのか?これを考えてみると、そのあとの行動が変わってきますよね。単に、間違っていると言いたいだけなのか。それとも、より良くしたいと思っているのか。
もし、改善を望むなら、批判だけだと、なかなか良くはならないでしょう。改善を得るために、こちらは何ができるのか。どうすると良いか。
提案などをして、改善を手に入れる。こういう「交渉感覚」があると、批判をしないで、改善ができるようになりやすいでしょう。
交渉について考えたい方は、こちらの本も読んでみると良いと思います。創造していって、より良いものを得るということもできるということなどがわかります。
交渉は創造である・ハーバードビジネススクール特別講義【書評・感想】
批判や否定ばかりしていると
批判や否定ばかりしていると、「他人をバカにする人」と思われて終わってしまいます。
なので、これではダメだとわかったら、そこからどうしたら良いのかを考える。自分で考えられないなら、人と一緒に考える。こういう姿勢があると、協力もしやすいですし、 改善ができますよね。
仕事では、こういう人が違いを生み出していくと思いますし、プライベートでも、周りとあまり摩擦がなく過ごせるようになるでしょう。
うまく言い返したい。そういう方は、こちらの本を読んでみると良いと思います。