この半月ほど、都内の書店をいろいろと見て回ってみました。
わたしのこちらの新刊『1つのことを長く続けられる技術』がどんなふうに置かれているのかといったことを見るためです。
いろいろな置かれ方がされていました。
目立つところに置いてくれているありがたい書店もあれば、棚差し1冊だけの書店もありましたし、小さな書店では取り寄せになっていたりもしました。
また、本の下3分の1だけ見えるようになっていた書店もありました。タイトルも見えないので、これでは、ちょっと売れないなと思ったりもしました。
「本」が売れない理由
本が売れない理由について考えて、以前こんな記事を書きました。
「本」というモノ全体が、売れない理由はいろんな理由があるのだと思います。複合的な理由なのではないでしょうか。
この記事では、そういう全体のことではなくて、1つの本が売れない理由について、最近思ったことを書いておこうと思います。(もちろん、まったく売れないという意味ではなくて、あまり売れないという意味です。)
知られていない
知られていない。
これは、大きいですね。
今、又吉さんの『火花』が売れています。結構話題になっていますから、この本の話を友人としたという人も多いのではないでしょうか。買う、買わないはあるでしょうけれど、知っているから、買いたければ買うことはできますよね。
しかし、書店に行って思うのですが、あれだけの本があると、ほとんどの本のことを知らないでしょう。知らない本、出会ったことがない本は、買えない、買わないですよね。
書店は、知らない本との出会いがあるので楽しい、とわたしは思っていますが、書店でおもしろい本を見つけるのは、なかなかむずかしいです。
知られていないから、売れない。
今、わたしの本を買ってくれている人は、どこかでわたしの本のことを知って、出会って、買ってもらえたのだと思います。ありがたいことです。
価値が伝わっていない
また、仮に、存在を知っている本でも、買わないというのはあるでしょう。
わたしの本は、タイトルは「1つのことを続けられる技術」となっていますが、習慣の技術について書いています。始める技術、やめる技術についても書いています。
習慣を変えて、自分や人生を変えるという内容の本です。
習慣は、誰にでも関係のある話です。このタイトルだと、それが伝わりにくいというのはあるかもしれませんが、本の価値が、あまり伝わっていないように思えます。
価値があると思えなければ、本を買ってまで読んではもらえないでしょう。
「知られる努力」と「価値を伝える努力」を
だから、 知られるようにすることと、本の価値を伝えるようにする必要がありますね。
自分の習慣を変える技術を知りたい・必要だと思う人は、もっとたくさんいると思っています。
わたしが伝えるということは、もちろんですが、もっとシェアなどされると、手にとってもらえそうだなと感じています。すでにいくつかのサイトやブログなどで紹介などされているので、紹介されると、やはり買ってもらえているようです。
ほんとうにありがたいことです。
感想を書いてくれるとブログやツイッターなどがもっと増えると、もっと知ってもらえて、買ってもらえるはずと、これからに期待しています。
というわけで、そんな紹介されることを期待しつつ、もう少し、この新刊『1つのことを長く続けられる技術』について、「知られる努力」と「価値を伝える」ようにしていこうと思っています。