プロジェクト・マネジメント「5つのフェーズ」と肝と基本
戦略について考えていたのですが、戦略をどうするかももちろん大切なのですが、選んだ戦略を実行する大切さを感じています。
実行ということで考えると、「プロジェクトマネジメント」という話になっていくのではないかと思い、『世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント』を再読しました。
世界一わかりやすいとだけあって、たしかにわかりやすいです。とは言え、結構ページ数があるので、分厚いです。
そして、それなりの値段がします。それでも、それだけの価値のある一冊だと思います。
厚い本ですので、内容についてすべてをまとめるということはできないので、詳しい内容が気になる方は、本書を読んでみてください。
プロジェクトの5つのフェーズ
定義、計画、実行、コントロール、終結。
プロジェクトには、5つのフェーズがあるということです。
どれも大切なのですが、わたしが最近気になっているのは、実行です。またコントロールもプロジェクトの実現に関わっているので、この2つがとくに気になりました。
「実行フェーズ」は、とても重要なことが書かれていますし、長くなりそうなので、「コントロールフェーズ」の中でとくに気になったところを紹介します。
現状を把握する
「プロジェクトをコントロールするには、現状をしっかり把握する必要がある。状況は常に変化しているので、プロジェクト・マネジャーは定期的にプロジェクトを監視し、実績と計画を比較しなければならない。」(p.361)
プロジェクトをコントロールするには、現状がどうなっているかを把握する必要があるとのことです。そのための方法として、ガントチャートやレビューといった方法が紹介されています。
そういう手段・方法も大切ですが、現状を把握して計画と比較する。これが大切ということです。
ここがうまくできないと、プロジェクトを成功に導くのはむずかしいですよね。
基本ですし、当たり前ですが、ここが一番大変というか、キモのように思います。計画通りに行っていない、そのときにどうするか?ここをコントロールできれば、たいていのプロジェクトはうまくいくでしょうし、逆にここがコントロールできなければ、失敗になりやすいでしょうから。
また再読しようかと
今回、読み返してみて、また折に触れて再読しようと思っています。
手元に置いておいて、自分に不十分なところを考えてみると、プロジェクトや戦略の成功確率が高まるのではないでしょうか。
これ一冊で十分かというのはありますが、プロジェクト・マネジメントの基本を知るには良いと思います。
最低限、ここができるとプロジェクトがうまくいきやすい 。そう思うので、また再読したい本ですね。
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