今年は、結果として、インプットとアウトプットを改善するために買ったものが、いろいろと便利で、買って良かったです。
2015年に買って良かったもの「10個」 - ビジョンミッション成長ブログ
より良い道具を使うことで、アウトプットの質が改善されるということを、実感しました。たとえば、AppleのMagic Keyboardなどです。打ちやすいので、疲れにくく、速く文章を書くことができるようになりました。
道具を良いものを使うというのも、改善につながる。以前からわかっていたことですが、あらためて確認しました。
改善し続ける
改善の大切さは、よく言われます。より良くしようとするというのは、もちろんいいですよね。そして、改善を続けていくと、改善が積み重なって、質が変わっていく。こういうことがありますね。
改善は、続けていくことで、より良くなります。だから、改善は、一度で終えないで、続けていくことが大切でしょう。
そして、もう一つ、改善を続けていく中で、意識しておくと良いことがありますね。それは、イノベーションに関係することです。この点について、ブログの量と質などと絡めて、書いてみようと思います。
ブログの量
ブログの記事数
ブログは、たくさん記事を書くと良いと言われたりします。
SEOの観点から言われることもあるでしょうし、文章の練習という点から言われることもあるでしょう。(ある程度の記事数のあるブログになったら、SEOにはあまり関係ないのではないかと思いますが。)
それなりの数の文章を書けば、書かないよりは、書けるようにはなりますね。少なくとも、文章を書くことの心理的な負担は、文章をあまり書いたことがない人よりは少なくはなるでしょう。
1記事の文字数
また、1記事の文字数が多いほうが、SEOに良いと言われたりもします。
これは、2015年時点では、こういう傾向はあるでしょう。もちろん、それだけではないですが。
量を増やすことで、アクセスも増えやすくなる。そういうところはあります。
そう考えると、1日でそれだけの記事の数や文字の量を書くのは、なかなかむずかしいところです。だから、ブログも、続けていくことで、文字数や記事数が増えていくというのはありますね。
また道具によっても、文字数という意味では違ってきますね。上で紹介したように、キーボードを変えたら、手に負担が少ないので、文字数を増やすことの負担が減りました。
ブログの質
ブログの量は、記事数や文字数でわかりやすいですが、ブログの質とはどういうことでしょうか。
「視点」で変わる
ブログの質とは、どういうことなのか。
これは、なかなかむずかしいところです。それがわかって書くことができれば、質の高いブログ記事をたくさん量産できることでしょうから。
おそらくなのですが、文章を書くというのは、考えることに近いことなので、わかっていれば、だいたい書けます。「質の高さ」が何かを、わかっていないから書けない。というか、ここがわかりにくいから、ブログに限りませんが、多くの人に読まれるような文章を書くのは簡単ではない。
ただ言えるとしたら、おもしろいとか新しいとか、そういったあたりの話でしょう。
そうなると、記事の数や文字数とはあまり関係がなくて、これまでにないことや、笑えるということが、ポイントになりそうです。
おそらく視点や「切り口」と言えるものだと思います。
新しいものでも、新しくなくても、変わった視点で見てみると、また違ったことがわかってくる。そのあたりに、おもしろさなどがあるのではないでしょうか。
改善とイノベーション
そして、改善というと、イノベーションとは違うものとして、捉える考え方もあります。
たしかに、まったく同じではないのかもしれませんし、イノベーションにはイノベーションのむずかしさがあると思います。
イノベーションを成功させる3つの条件・ドラッカー『イノベーションと企業家精神』から - ビジョンミッション成長ブログ
イノベーションがないと、競争に巻き込まれて、コモディティ化していって、大きな利益が得られない。だから、イノベーションが大切。と、思ったとしても、そう簡単にイノベーションができるのであれば、イノベーションにはそれほど価値がないということになってしまうというのもありますが、いずれにしても、簡単にできるものでもないでしょう。
イノベーションを成功させる3つの条件・ドラッカー『イノベーションと企業家精神』から - ビジョンミッション成長ブログ
ただ、改善の一種と考えられなくもない。改善が、「より良くする」ということだとしたら、「イノベーション」もより良くするものとしても考えられます。
また、改善をただ続けていても、イノベーションには至らない。そんな言い方をしたりします。
これは、質が違うことだからなのではないでしょうか。イノベーションは、「改善」の一種かもしれないけれど、質=視点が異なるから、結果や影響力が異なる。
改善し続けていると「視点」を見つけることがある
改善を続けていると、今までとは違った「視点」を見つけることがあります。
『ネスレの稼ぐ仕組み』稼ぐ仕組みの3つの基本 - ビジョンミッション成長ブログ
イノベーションを生み出す人と生み出せない人の差は? 「物事の本質を考え、たとえ先輩や上司が無理だと言っても、人と違う行動をしたからこそ売り上げが伸びました。 普通に仕事をしていれば、問題はあふれています。 なぜそういう問題が起こっているのか、どうすればその問題を解決できるか、を考えることです。イノベーションを生み出す人そうでない人の差は、考える時間の差であると私は思っています。」(p.067)
『ネスレの稼ぐ仕組み』稼ぐ仕組みの3つの基本 - ビジョンミッション成長ブログ
イノベーションを生み出せる人と生み出せない人の差は、考える時間の差。 ネスレ日本の高岡浩三氏が言われています。
考える量が増えると、いろいろと考えた結果として、新しい「視点」を見つけられることがある。上記の本では、ネスレのキットカットの話(受験生に「きっと勝つ」ということで「キットカット」を贈る)などが紹介されています。「視点」を見つけた例として、興味深い話です。
はじめから考えて思いつけば良いのですけれども、それができれば、すぐにイノベーションの視点を見つけることができるわけで、それができないところがあるから、なかなかイノベーションの「アイデア」を見つけられなかったりする。
だから、続ける。
ブログは、量か質か。なぜ続けるか?
ブログに限らず、質が一番大切だと思います。
1つのことで、すべてが良くなる。そんな方法があれば、それに越したことはありませんから。
ただ、そういうものは、そう簡単に見つかるものでもない。だから、改善し続ける中で、質が高いものを探し続ける。
量を増やす、続ける。それには、単に続けるだけではなくて、改善し続けて、イノベーションの視点を見つけることがあるからです。
単に続けるだけでは、続けるという価値以上には、なりにくいでしょう。だから、続けることが大切なのではなくて、改善し続けることが大切なわけです。
ただ続けるだけではなく
なぜ『1つのことを長く続けられる技術』を書いたか?【本・読書】 - ビジョンミッション成長ブログ
今年、こちらの本を書きました。長く続けられる技術について書いています。しかし、ただ続ければいいのではなくて、改善を続ける。しかも、イノベーションに近づけるように。こういうことを意識して続けていると、ただ続けているのとは違うことが見えてきますね。
「継続は力」ではなくて、「改善の継続が力」なのだと思います。
幸せも
そして、幸せも、なかなかわかりにくいことです。
幸せとは何か?わからないので、これまで、いろいろと考えてきました。さらにわかりにくいのは、自分だけではなくて、周りの人と協力するには、どうすると良いのか?ということです。
そんなことを考える場として、ワークショップを考えました。
「幸せかけ算ワークショップ」2016年1月 - ビジョンリーディング | Doorkeeper
自分と周りの人の幸せを考えたい方は、ぜひご参加ください!
きっと、これまでにない「視点」が得られるはずです。
まとめ:改善とイノベーションと、ブログの量と質と
ブログの量か質か。それだけ見ていると、鶏が先か、卵が先かになりやすい話です。
そして、これは、他の「量か質か」についても、同じような話になりやすいでしょう。
量と質の話を、改善とイノベーションの話として考えてみると、なぜ量を増やすのか、量を増やす目的がわかってくる。
単なる、量なのか質なのか、では、わかりにくいところが見えてきますね。
イノベーションの視点を見つけるためにも、改善を続けると良いわけです。だから、ブログも、量を増やすというのはある程度必要ですね。わたしもそう思って、量を増やしてきましたが、そろそろ質を目指すというのもありだなと思っています。
来年2016年は、更新頻度にはこだわらないで、書いていこうかと考えています。まあこれまでも書きたいから書いていたわけですが。
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