勉強法。学生はもちろんですが、ビジネスパーソンも知っておくと、スキルアップや能力を磨くのに良いですよね。
とくに、脳に合った勉強法を知っておくと、自分の能力を伸ばしやすい。これは、逆を考えてみるとわかります。
脳の特性を無視して勉強しても、記憶には残らない、身につきにくいでしょう。
そういう意味で、こちらの『脳が認める勉強法』は、おもしろかったです。
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『脳が認める勉強法』
分散学習は、一夜漬けに勝る
「学習の研究者によると、一気に詰め込む勉強を習慣にしていると、新しい学期を迎えたときに、成績がガタ落ちする可能性があるという。それをした学生は、「次の学期が始まる頃には、前の学期に覚えたことを何一つ思い出せない」と、ミズーリ州セントルイスにあるワシントン大学の心理学者、ヘンリー・ローディガーⅢ世は私に話してくれた。「その授業をとったことがないかのような状態になる」 」(p.97)
これは、一夜漬けで、テスト勉強をしていた人には、経験があることではないでしょうか。学生時代に、テスト前しか勉強していないとしたら、学校で何を学んだか思い出せない。そういう人も、意外と多いのではないかと。
では、どうすると、勉強が記憶に残るようになるか。
それは、「分散」して学習する。繰り返し学習すると良いということです。
いわゆる、復習ですね。
試験が1週間後なら1〜2日あけて勉強する
では、どのくらいの間隔で、復習すると良いのでしょうか?
「試験が1週間後にあるときの最適な間隔は、1日か2日だ(20〜40パーセント)。試験が6ヵ月後なら、最適な間隔は3〜5週間となる。(10〜20パーセント)」(p.117)
このぐらいの間隔で、復習すると良いということです。
こうやって学習すると、比較的、長く覚えていられる。
せっかく勉強したのに、勉強の内容を忘れてしまうということが、防げるということです。
脳は、中断すると気になる
脳は、中断すると気になるという性質があります。
よくテレビで、「続きはCMの後」といった手法がありますが、ああいうことをされると、記憶に残りやすいということです。
だから、これを意図的に起こすと、脳の中で、注意がそこに向きやすくなって、覚えていようとなる。
覚えておきたいことは、キリの良いところまで勉強するよりは、途中までやって、そこで終わらせておくと、次回再開するときまで、脳は気になっているという状態になるということです。
一気にやらない
ここまで書いてきて思うのですが、「一気にやらない」というのは、脳を働かせるには、よい方法だと思います。
発想法の一つで、「寝かせる」というのがあります。
ある程度集中して考えたら、一旦その企画を寝かせておく。
寝かせる前に、もっと良くなるようにするには?と、問いかけておくと、脳のどこかで考えていて、情報が入ってきたり、新しい結びつきを見つけたりしてくれます。
企画は、休みを入れて改善していくと、いいアイデアがひらめく。そういうことはありますね。
集中と弛緩
集中と弛緩。集中と「手放す」。
こういったところが、脳を上手く活用するには、ポイントになってくるのでしょう。
勉強も、企画も、この「リズム」を繰り返すことで、良い方向に行くということがわかります。
脳には、こういうリズムが良いのでしょうね。
読書も
また、読書も、読み方で変わってくると思います。
わたしは、記憶力があまり良くないので、再読しています。再読は、やはり脳に合っている読書術なのだと思います。
読書の方法で、本から引き出せることも変わってきますね。こんな本についてのトークイベントを開催します。本の可能性をもっと引き出したい方は、ぜひご参加ください!
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脳が認める勉強法をしよう
脳が認める、脳に合った勉強法。そういうことができると、効果的に勉強ができますね。
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仕事もおそらく、脳に合った働き方があると思います。仕事や勉強は、脳の特性に合った方法で行いたいものですね。