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『脳が認める勉強法』分散学習は、一夜漬けに勝る

勉強法。学生はもちろんですが、ビジネスパーソンも知っておくと、スキルアップや能力を磨くのに良いですよね。

とくに、脳に合った勉強法を知っておくと、自分の能力を伸ばしやすい。これは、逆を考えてみるとわかります。

脳の特性を無視して勉強しても、記憶には残らない、身につきにくいでしょう。

 

そういう意味で、こちらの『脳が認める勉強法』は、おもしろかったです。

『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー - ビジネス書をビジネスのチカラに

脳が認める勉強法 [ ベネディクト・キャリー ](楽天ブックス)

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

  • 作者: ベネディクト・キャリー,花塚恵
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/12/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

『脳が認める勉強法』

分散学習は、一夜漬けに勝る

「学習の研究者によると、一気に詰め込む勉強を習慣にしていると、新しい学期を迎えたときに、成績がガタ落ちする可能性があるという。それをした学生は、「次の学期が始まる頃には、前の学期に覚えたことを何一つ思い出せない」と、ミズーリ州セントルイスにあるワシントン大学の心理学者、ヘンリー・ローディガーⅢ世は私に話してくれた。「その授業をとったことがないかのような状態になる」 」(p.97)

これは、一夜漬けで、テスト勉強をしていた人には、経験があることではないでしょうか。学生時代に、テスト前しか勉強していないとしたら、学校で何を学んだか思い出せない。そういう人も、意外と多いのではないかと。

 

では、どうすると、勉強が記憶に残るようになるか。

それは、「分散」して学習する。繰り返し学習すると良いということです。

いわゆる、復習ですね。

 

試験が1週間後なら1〜2日あけて勉強する

では、どのくらいの間隔で、復習すると良いのでしょうか?

「試験が1週間後にあるときの最適な間隔は、1日か2日だ(20〜40パーセント)。試験が6ヵ月後なら、最適な間隔は3〜5週間となる。(10〜20パーセント)」(p.117)

このぐらいの間隔で、復習すると良いということです。

こうやって学習すると、比較的、長く覚えていられる。 

 

せっかく勉強したのに、勉強の内容を忘れてしまうということが、防げるということです。

 

脳は、中断すると気になる

脳は、中断すると気になるという性質があります。

よくテレビで、「続きはCMの後」といった手法がありますが、ああいうことをされると、記憶に残りやすいということです。

だから、これを意図的に起こすと、脳の中で、注意がそこに向きやすくなって、覚えていようとなる。

覚えておきたいことは、キリの良いところまで勉強するよりは、途中までやって、そこで終わらせておくと、次回再開するときまで、脳は気になっているという状態になるということです。

 

一気にやらない

ここまで書いてきて思うのですが、「一気にやらない」というのは、脳を働かせるには、よい方法だと思います。

発想法の一つで、「寝かせる」というのがあります。

ある程度集中して考えたら、一旦その企画を寝かせておく。 

寝かせる前に、もっと良くなるようにするには?と、問いかけておくと、脳のどこかで考えていて、情報が入ってきたり、新しい結びつきを見つけたりしてくれます。

企画は、休みを入れて改善していくと、いいアイデアがひらめく。そういうことはありますね。

 

集中と弛緩

集中と弛緩。集中と「手放す」。

こういったところが、脳を上手く活用するには、ポイントになってくるのでしょう。

勉強も、企画も、この「リズム」を繰り返すことで、良い方向に行くということがわかります。

脳には、こういうリズムが良いのでしょうね。

 

読書も

また、読書も、読み方で変わってくると思います。

わたしは、記憶力があまり良くないので、再読しています。再読は、やはり脳に合っている読書術なのだと思います。

読書の方法で、本から引き出せることも変わってきますね。こんな本についてのトークイベントを開催します。本の可能性をもっと引き出したい方は、ぜひご参加ください!

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お申し込みは以下より

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脳が認める勉強法をしよう

脳が認める、脳に合った勉強法。そういうことができると、効果的に勉強ができますね。

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  • 作者: ベネディクト・キャリー,花塚恵
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仕事もおそらく、脳に合った働き方があると思います。仕事や勉強は、脳の特性に合った方法で行いたいものですね。