話し方の本などがいろいろありますよね。
伝え方の本がベストセラーになったりもしていますよね。
『伝え方が9割 2』これで伝え方は完ぺき。あなたの伝え上手度チェック
話し方や伝え方で、伝わり方や受け取られ方が変わってくるというのはあるでしょう。
論理的な話し方をすると、理路整然として、知的に見られるということがある反面
、別の受け取られ方もされることもあると思います。
もちろん、人によるのですが、たとえば、以下のような印象を持たれることもありますね。
論理的な話し方は、嫌われる?
楽しくなさそう
理路整然と、ロジカルに話すと、あまり楽しくはなさそうでしょう。
順を追って情熱的に話すというのもありですけれど、情熱的ではなく淡々と話すと、あまり楽しそうには見えませんよね。 論理的な人は、ちょっとつまらないと思っているのかと、とられることもあるでしょう。
「クールだ」とポジティブに受け取ってくれる人も中にはいるかもしれませんが。
否定している感じがする
論理的に順を追って淡々と話すと、否定している印象を受けることもあるでしょう。
単に、「これはこういうこと」と言っているだけだとしても、何かを否定しているように受け取られる。
「空は青い」と単に言っているのに、「赤ではいけない」と言っていると、受け手によっては受け取る人もいますね。
場を盛り下げる
タイミングと関係しているかと思いますが、みんながノリや勢いで進んでいこうとしているときに、「これって、こうなのではないか」と言い始めると、場が盛り下がる。
そういうことはあるでしょう。
たとえば、BBQを楽しくやっているときに、そもそもBBQはこういうものだとうんちくを語りだすとか。
細かいことやあとでも良いことを言い始めて、進まない。そういうことは、仕事でもありますよね。全体の方向性が決まりそうなときに、部分の仕様にこだわるとか。
せっかくまとまりそうなところを、話の流れを持って行ってしまう。
話し方で「嫌われる」?
他にも受け取られ方はあるかもしれません。論理的に話していると、怒っているのかと取られることもあるかもしれません。
そして、こういう人は、あまり好かれない。相手によっては嫌われてしまうかもしれません。
もちろん、嫌われても良いのだと「嫌われる勇気」を発揮したいというのなら、「ロジカル」で良いのでしょう。
ただ、あまり嫌いな人の話を聞く人は多くはない。少なくとも、日常生活では、嫌われていると、話を聴いてもらえなかったり、仲間はずれになってしまうかもしれません。それでも、「わたしはわたし」という人は、それで良いと思います。しかし、話の内容というよりも、話し方で「嫌われる」ということもあるかもしれません。
では、嫌われないで論理的に話して、話を聞いてもらうにはどうするか、というと、情熱的に話すか、少しだけユーモアを混ぜると良いのでしょうね。
わたしは、あまり話し方は気にならないほうです。内容のほうが気になるからでしょう。しかし、話し方や気持ちのほうが気になる人が多いのではないでしょうか。
話を聞いてもらえないと、せっかく論理的に話しても「変化」にはつながりにくいでしょう。「過度に論理的に話しすぎる」人は、ユーモアなどを織り交ぜることも知っておくと、聴いてもらいやすくなるでしょうね。
褒めるもいけない、叱るもいけない『嫌われる勇気』自己啓発の源流「アドラー」の教え
そして、前提としての信頼
そして、話を信頼してもらえるかどうかというのも、大切です。
言っていることはロジカルで情熱的で聞きたいけれども、嘘だと思われていたら、仕事を進めるといったことはむずかしい。
言っていることは正しくてやりたいことだけれども、一緒にはやりたくない。そうならないようにするには、信用を作る。
こちらの記事で紹介したように、やはり言行一致で信用されるというのがありますよね。
100%伝わる話し方「日経ビジネスアソシエ」2015年6月号
言行一致 また、言行一致が大切ということです。 とくに上司であればなおさらで、よく言われるように、「上司は部下のことを理解するのに3カ月かかるけれど、部下が上司のことを理解するのは3日でいい」ということで、 口先だけでは、部下に見透かされるということです。 言ったことは、やる。 こういう人の話であれば、聞こうという気持ちになるでしょう。
100%伝わる話し方「日経ビジネスアソシエ」2015年6月号 - ビジョンミッション成長ブログ
信用をつくった上で、論理的でありながら、情熱もある。
ここまでできると、たいていの人は、話を聞いてくれるようになっていきそうですよね。ここまでできるようになるのは、なかなかむずかしいですが(笑)。
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