今月は、これからのマーケティングについて、時間のあるときに考えるなどしています。
その際に、『コトラーのマーケティング3.0』を参考にすることが多いです。
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
- 作者: フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン,恩藏直人,藤井清美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/07
- メディア: 単行本
気になっているのは、「ミッション」です。
これからのマーケティングでは、ミッションが大切になってくる。そういったことが書かれています。
なぜなら、消費者が、目的や大義を求めるように変化しているから。
これからのマーケティングとは?『コトラーのマーケティング3.0』 - ビジョンミッション成長ブログ
このあたりは、こちらの記事で書きました。
では、もう少し詳しくはどうなのでしょうか。
消費者に対するミッションのマーケティング『マーケティング3.0』
ミッションをマーケティングする
「消費者に企業や製品のマーケティングをするためには、企業は変化というミッションを掲げ、それを軸に感動的なストーリーを築き、ミッションの達成に消費者を参加させる必要がある。」(p.104)
ミッションをマーケティングする。消費者に伝える。
そのためには、これからの時代に合わせて変化していって、感動的なストーリーを語り、消費者の参加を促すこと。
これが必要ということです。
もし、消費者が、目的や大義を求めているのであれば、こういうことが求められるのでしょう。
消費者にミッションをマーケティングする際の3原則
「消費者にミッションをマーケティングする際の原則は三つある。それは、普通ではないビジネス、人々を感動させるストーリー、顧客エンパワーメントである。」(p.105)
普通ではないビジネス、ストーリー、顧客参加。この3つが、消費者にミッションをマーケティングする3原則ということです。
たしかに、これらがあると、消費者に、ビジネスの目的・ミッションに参加してもらえそうです。そして、ミッションに共感して参加してくれた消費者は、企業のミッションと固くつながるということもあるでしょう。
気になるのは、どこまで消費者が求めているか
ミッションをマーケティングする。その考え方は、こういったところだろうと思います。
少し気になっているのは、これがどこまで広まるかということです。もう少し言うと、この方向性なのかどうか、ということが気になります。
ミッションや大義名分のようなこと。これを求める消費者がどこまで増えるのか。
おそらく増えていくだろうとは思うのですが、どこまでか。このあたりはわかりませんね。未来のことだからわかりにくいということもあるのですが、一方で、まだまだマーケティング2.0も満たされていない国・人たちもいるからです。
とは言え、先回りして、こういうことも考えておくと、あとから対応するよりも時間的な余裕があるでしょうし、先進的であるとも見られるということもあるでしょう。
段階的に変わっていくのかということもよくはわかりません。
それでも、消費者や社会は変化するものですから、このあたりも考えておくのは有益でしょう。
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- 作者: フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン,恩藏直人,藤井清美
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